ⅩⅤ CONDITIONING [条件付け]

羊の群れの中に一匹のライオンがいます。

このライオンは自分が羊だと思い込んで生きてきたのです。

しかし、ライオンはライオンです。

最後まで羊でいることはできません。

時が経てばいつか必ず気付く時がきます。

子供の頃、学校では集団で育てられます。

できるだけ集団からはみ出さないように、周りに合わせるように、と。

家では、なるべく親の期待に副うようにと育てられます。

これをしなさい、あれをしなさい、これはダメ、あれはダメ…

個性をなるべく抑えるように教育されるのです。

しかし、個性は消えるものではありません。

押さえつけられていた個性は、ある時からムクムクと顔を出し始めます。

もうあなたは集団の中の一人ではいれないようです。

今、環境から作りあげられた自分自身のイメージを払拭する時です。

真のあなたが顔を出し始めています。

アヒルが白鳥だったと気付く時です。

あなたらしさ発見の時です。