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今年度の校内研をふり返る

エンチャントです。今回は、今年度の校内研をふり返ります。

1.概要

 今年度より、体育・音楽・図工の3教科に分かれて、校内研究をしている。理由は、「本校の課題の自己肯定感の低さに効果的なのは、国語や算数よりも、技能系科目であろう」ということである。また、全学年3クラスということもあり、各学年のそれぞれの担任が3つの教科部に分かれることができるということも一つの理由である。

校内研の日は、教科ごとに分かれて、学年1名×6名+支援・級外が集まり、話し合いをする。

体育研究部は、「体育が苦手な児童も主体的に参加できる体育」というテーマで研究をした。



2.成果

①3年生以上は交換授業をしているので、その教科に没頭でき、専門性が高まる。私の場合は、音楽・図工のことを一切考えず、外体育を週に6時間担当するので、教具の工夫や評価について、力を入れることができる。

②学校全体で系統的に指導ができる。(以下の点は体育研究部において)

・ ワークシートの形式

・ 授業の型(応援ゾーン・話し合いゾーン・ほめほめタイム)

・ それぞれの種目の技のレベル

・ 評価

・ 場の設定

・ クロームブックの活用

ただの交換授業だと、孤独に指導をするが、体育研究部の先生に相談できる。

③教具の共有

授業の流れや、技のお手本・ポイントなど、ホワイトボードに貼る教具を学年を越えて、一緒に作り体育館と校庭のホワイトボードに準備できる。(体育館の体育は、他の担任も担当するので、使える。)相談しながら作れる。分担するので、かなり充実したものが作れる。

④教師の得意を生かせる。

⑤3~6年は交換して、研究するので、校内研の恩恵が、子どもに直接とどく。

⑥音楽は母校ということもあり、合唱指導で有名な先生に何度も指導に来ていただけた。


3. 課題

①全体テーマがあるとはいえ、学校全体、学年で一丸となって研究するわけではないのが惜しい。

②場合によっては、行きたい研究部に行けない。

③技能系科目の研究が自己肯定感の高まりにつながったかというと、数値的にもそうでもない。(1年では変わらないか。)

④中体育が、各担任なので、もったいない。

⑤全員、研究授業一回にしたこともあり、そんなに参観に行けなかった。(職員室後ろのホワイトボードに、いついつの何時間目に研究授業やりまーすと書けるようになっていて、同じ研究部の人はできるかぎり参観しに行くことになっていた。)私は、3週にわたり、6時間公開していたが、見に来たのは、校長だけだった・・・。そして、交換しているので、同じ学年の先生は絶対来られない。


 年度末反省でも、成果がたくさん出てきたので、来年度も継続する方向だと思います。来年度は、学年の体育を、外も中もすべて担当したいと考えています。3時間×3クラスだから、週に9回体育。辛いが、楽しそうです。

 以上、エンチャントでした!

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