「チャレンジしよう!」を図式する
子どもたちに「チャレンジしよう!」と口だけで言っても、なかなか行動につながりません。そこで、こんな図を示して、説明して、教室に掲示します。
以下、学級通信に載せた説明です。
安心ゾーンから飛び出す勇気の一歩!子どもたちにこんな図(右図)を見せながら、「挑戦することの大切さ」の話をしました。子どもにも分かるように本来の図を簡略化しています。 まず3つのゾーンについて説明します。
①安心ゾーン(本当はコンフォートゾーン、Cゾーンといいます。)
②ドキドキゾーン(ストレッチゾーン、Sゾーンといいます。)
③パニックゾーン(Pゾーン)
集団に所属したとき、まずこの3つのゾーンにいるか人によって違います。初めから安心している人、初めての環境にドキドキしている人、周りに知らない人ばかりで今にもパニックになりそうな人。集団が始まる時は、人はまずは安心したいですよね。知っている人を探したり、お互いに自己紹介をしたりして、まずは「自分の居場所を作りたい!」と思います。これはクラスでも一緒です。子どもたちは、まず安心ゾーンをめざします。担任の先生も、子どもたちみんなにとってクラスが安心ゾーンになるように様々な取り組みをします。〇年〇組の子どもたちはみんな安心ゾーンにいるかなと考えたとき、多くの子が安心ゾーンに入り始めた頃と思いますが、中には場面によって、ドキドキゾーンにいる子もいると思います。そして、集団が成立した後は、子どもたちの動きは変わります。いつまでも安心ゾーンにとどまっている子ばかりではありません。安心ゾーンから出ていくようになります。安心ゾーンからドキドキゾーンに出る時は、勇気がいります。しかし、出ていったときにこそ学びがあります。その学びは失敗するかもしれませんが、その時は、また安心ゾーンに戻ってくれば、仲間がいます。安心ゾーンからドキドキ学びゾーンに、そして、パニック挑戦ゾーンに少しずつ出ていくことが挑戦であり、成長です。この成長を繰り返すと、安心ゾーンが広がり、さらに他のゾーンも広がります。そこで新しく見えてくるものがあります。それが、新たな状況ゾーンです。この矢印がアドベンチャーです。このアドベンチャーの先には、夢・目標(本当は目的)があります。子どもたちに、挑戦してほしいとき。子どもたちが、過去の成功体験の固定観念に縛られてしまっているとき。この図を見せながら語っていこうと思います。
子どもたちの挑戦を応援できる教師になりたいです。
小さな挑戦を積み重ねた先に成長があると思っています。
以上、エンチャントでした!