漢字50問テストで学び方を教える(4回目の結果) #152
4回目の漢字50問テストを行いました。
私は、漢字50問テストを、「学び方を教える機会」にしています。
「学び方」を学ぶ 漢字練習編 #140 |エンチャント先生@小学校 (note.com)
1.計画を立てて、勉強する
今年度は、自分で練習計画を立てて、その計画通りに一か月練習して、テストという流れで4回繰り返してきました。その間の宿題はすべて漢字練習のみ。自分の計画表通りに、自分で考えた方法で練習をします。計画がずれたら、調整することもサポートしました。
2.結果
4回目の結果は、全体の傾向からすると、かなり良い結果でした。ほとんどの児童が90点以上をとれました。とれなかった子は6名です。そのうち、惜しくも90点にいかなかった子が1名。残りの5名は点数が伸び悩んでいます。
3.結果から考えること
①自分なりの学び方を掴んだ子は最強
今回、よい得点をとった子は、漢字を覚えただけではなく、学び方を掴むことができました。きっとその子は、次回も同じくらいの得点をとれるはずです。
これは漢字だけの話ではありません。私は、授業中も学び方の話を結構します。次同じような問題にぶつかったときに、学び方が分かっていれば、太刀打ちできますが、答えだけ教わった人には太刀打ちできません。
②うまくいっている原因
なぜ上手くいったかをふり返り、言語化しないと、次につながりません。たまたまかもしれません。点数が上がった人はなぜ上がったのか。
練習の量を増やした。
練習方法を工夫した。(見ないで書く、テスト練習をたくさんした。熟語練習をした。)
おうちの人に協力してもらった。
見直しをしっかりした。
細かいところまでていねいに書いた。
いい結果だった人は、その練習方法を継続していくことが大事です。目標の点数に達しなかった人は、何かを変えなくてはいけません。「まぁいっか!」では、もったいないです。漢字を書けるようになることも大事ですが、子どもたちは、今、学び方を学んでいます。漢字を書けるようになるだけではなく、学び方を学べように、後押ししていきます。
③点数が伸び悩んでいる原因
なぜ点数が伸び悩んでいるかわからないと、よい変化は期待できません。伸び悩んでいる子に質問をして、ふり返りを促しました。
点数が伸び悩んでいるいる人は、なぜ伸び悩んでいるか。
練習量が足りなかった。
見て書いているだけだった。
覚えたつもり、練習したつもりになっていた。
やる気がでなかった。
苦手だから、とあきらめていた。
見直しが足りなかった。
伸び悩みの原因が分かれば、対策のしようがあります。いい結果だった人は、その練習方法を継続していくことが大事です。目標の点数に達しなかった人は、何かを変えなくてはいけません。「まぁいっか!」では、もったいないです。漢字を書けるようになることも大事ですが、子どもたちは、今、学び方を学んでいます。漢字を書けるようになるだけではなく、学び方を学べように、後押ししていきます。
④学び方を教えるチャンスを逃さない
知識だけを教えていては、ほとんど意味がありません。その場限りです。学び方を教えるチャンスがあったら、授業中でも、学び方を教えます。
・こういう問題の場合は、どう考える?
・こういう問題の場合は、ノートにどうやって自分の考えを書く?
・意見を出し合ったあとはどうする?
・「まとめ」はどうなりそう?
・分からない場合は、どうする?
「学び方」を教えることを、3学期の最後まであきらめません。
それは、本当の学びだと信じて頑張ります。
以上、エンチャントでした。