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進撃の就活 2日目 シリコンバレー流・伸びる企業の見極め方 企業分析

今日は昨日に続き、私が参加している「進撃の就活」でのアウトプットをしていく。
今日学んだ内容はタイトルにもあるように”伸びる企業の見極め方”だったのだが、経済や投資についての勉強をしたことがない私にとって、知らない単語がシャワーのように飛び交う時間でありその時間内に理解することは難しかった。
ここでは、わからない単語の意味を自分で調べて理解しながら”伸びる企業の見極め方”をまとめていく。
(コピペにならないように複数の説明文を踏まえ、わかりやすい言葉に置き換えます)
⚠️私が間違った解釈をしている場合があるのでその際はコメント等で教えてください。


伸びる企業を見極めるためには、何が重要?

今日の講義ではまず初めにこんな問題が出された。
これらの企業を時価総額順に並べるとどうなるか?

A. IT企業    売上金  20億円
B. 不動産企業  売上金 100億円
C. 人材紹介企業 売上金  50億円

答えまでの間に用語解説を…

時価総額とは
【株価×発行済株式数】で計算されるもの。
これによってその企業の規模の大きさがわかる。
時価総額が大きいとその企業の規模が大きく、将来が期待されていることを意味する。
要は、時価総額が大きいほどパワーのあるイケてる企業だというわけだ。

これを踏まえると、売上金が大きい企業の方が株価とか将来の期待が高そうだから、売上金の順番に並び替えれば答えが出るのでは?と思ってしまう。

しかし、問に対しての答えは
1位→A. IT企業    売上金  20億円→時価総額 500億円
2位→B. 不動産企業  売上金 100億円→時価総額 100億円
3位→C. 人材紹介企業 売上金  50億円→時価総額  30億円

これには驚いた。売上金と時価総額には全くと言っていいほど相関がなかったのだ。

ではなぜこんなことが起こっているのだろう。
答えは「IT市場が伸びている市場だから」なのだそう。

要はその企業がどの市場に参入していて、その市場はどれくらい成長しているか。の情報を見ることが一番重要なのだ。

企業を成長させるには?

では、実際に私たちの企業を成長させてくれるのはなのか。
どんな人に投資をしてもらうと事業は成長するのだろうか。

ここでは
「何かを変えることができるのは”大事なもの”を捨てられる人」
という言葉が出てきた。

ここで語られる”大事なもの”とは一体何なのだろうか。
結論としてここに当てはまるものは”自社株”である。

自社株を捨てて、資金を調達することが重要なのである。
これを”エクイティファイナンス”と呼ぶ。

エクイティファイナンスとは
企業が新株を発行し、それによって外部からの投資を招き、事業のための資金を調達すること。
エクイティ(株主資本)を増加させる資金調達方法であることがこの名前の由来。

この項で扱っている「自社株を”捨てる”」の意味を調べたところ、企業が新株を発行すると、1株あたりの価値が下がってしまうらしい。他にもこのように表現される理由は多々あるが、デメリットを冒してまで…というニュアンスからこの表現が使われていた。
基本的には少ない株数で資金を調達することがベストであるのには変わりはないらしい。

実際にGoogle、Meta(Facebook)、Dropbox、Airbnb、Twitter、Uberといった大手有名企業は全て、急成長を求めて外部から資本を集めるエクイティファイナンスをしているのだという。

急成長するためには投資家から投資をしてもらわなければならない
これが企業の大前提ということだ。


2種類の企業タイプ

まず企業には2つのタイプがあるそうだ。
それはスタートアップ型スモールビジネス型の2種類だ。
ここではその2つの違いについて簡潔にまとめていく。

スタートアップ型
・今伸びている市場や新しい市場において、急成長カーブを描くように成長する
・ベンチャーキャピタリストや投資家から資金を集める(エクイティファイナンス)
出資を受けて成長する

スモールビジネス型
・既定市場においてゆっくり直線的に成長する(市場の変化が少ない)
・自己投資や銀行で資金を集める
融資を受けて成長する

ベンチャーキャピタリストとは
ベンチャーキャピタルに所属する投資担当者のこと。
ベンチャーキャピタルとは
これから高い成長が見込まれる未上場企業に対して投資を行う投資会社のこと。

それぞれの成長の仕方を図にするとこのような違いが見て取れる。

スタートアップ型企業の例として隙間時間でアルバイトを派遣することで知られる「タイミー」が挙げられた。
この企業は22歳の学生企業家が1年2ヶ月で20億円を調達したそうだ。
このように、まだまだ若い人が多くの資金調達を経て企業成長に成功したパターンは思っていたよりも身近にあるみたいだ。

このような話の後、私たちに再び問題が出された。

企業を見極める知識をつけるクイズ

問題1:以下の4つの状態の企業の中で最も成長している企業は一体どれでしょうか?


 ①SEED ②Series A ③Pre Series A ④Series F

答え→④Series F

この問題に出てきた文字を見て、私は企業名?姉妹会社?と訳もわからず聞いていた。
この問題に出てきている文字列は、企業の成長状態を表しているそうだ。
わかりやすく言えばポケモンが進化をするときに名前が変わるといったところだろうか。
ここではもう少し詳しく説明をする。

SEED→創業まもない会社のこと。seedの和訳は種と覚えるとわかりやすいかも。
そこから成長するにつれてSeries ASeries B…と続きSeries Fまで続く。
その後、IPO(新規公開株)上場と変わっていく。
ここに出てくるPreは、検定の”準”○級のような「〜の前段階」という意味である。

これらのことを踏まえると先程の問いが並び替え問題だった場合、
①SEED→③Pre Series A→②Series A→④Series F
といった順になるだろう。

続いて…

問題2:ユニコーンの定義とは?

この問題を見た時も「え…角が一本生えてるやつ?」とか全然見当違いなことを考えてしまっていた。

でもちゃんと企業と関連した重要ワードらしい。
答えは、時価総額10億ドル(約1000億円)を超える未上場企業のことなのだそうだ。
ネットで調べると「ユニコーン企業」というワードで出てくる。
これは今書いたままの内容でこれ以上の説明を求めるというよりは、こういう単語があるから覚えておきましょう。という感じだった。

問題3:Airbnbの早期段階での投資家を答えられるか?

答え:1番目→Yコンビネーター(Y Combinator LLC)→Pre-SEED段階
   2番目→セコイア・キャピタル(Sequoia Capital)→SEED段階

この問題は、実際に伸びる会社を見分けるには…?というところにつながってくる。
実際に伸びる会社というのは、創業まもない初期段階の時点トップ10%の投資家が投資をしていく。
ということは、私たちが起業家だった場合、トップの投資家たちから資金調達ができればその後の資金調達のハードルがどんどん下がっていくということのようだ。(トップの人が投資したということで注目してもらえるようになるから)

ちなみに…
2番目に投資したセコイア・キャピタルは、このAirbnbに2回も投資をしているそうだ。
これをフォローオン投資という。これは、この企業が伸びているからまた追加で投資をされているのだ。
このように追加投資を受けている企業は極めて伸びている企業だと言えるだろう。

一般の人は上場してから企業名を初めて知る場合が多数だと思うが、よく情報を調べている人からすると「あの投資家から投資されているから上場するのは当たり前だよね」というような見方ができるのだそう。


この話の後、クイズではないが

上場直前の未上場企業にインサイダー取引が存在しない

という話が出てきた。

インサイダー取引とは
上場企業の関係者等が、今いる職務や地位を利用して知り得た未公表の情報を利用し、自社株等を売買して利益を図ろうとすること。これをやると違法。
簡単に言えば職権濫用、自分だけ利益を占領しようとするズルい奴だ。

これを踏まえて先程の文を説明すると
「未上場企業は上場企業ではないから(インサイダー取引)のルールが適用しない。」

だからその企業が未上場であった場合に限りどんな投資家が投資したのかという情報をキャッチして投資をすることが可能なのだという。

誰が投資しているか→この会社がイケてるのかどうか
この関係性を理解することが非常に重要であることが先程の問題3からの流れでわかる。

現在の日本の上場企業の経営方法は?

現在の日本の上場企業の多くはタイムマシン経営を行なっているのだそう。

タイムマシン企業とは
アメリカ・シリコンバレーを中心に流行った企業やサービスを真似して、日本に持ち込んで同じことをやるというもの。

日本での例を見ると
Amazon→楽天、Ebay→DeNAといったものがある。
シリコンバレーで流行ったものやサービスが5年10年遅れて日本に入ってきている。
これが起こる理由は日本の投資家がこれらの日本の企業に投資をするからなのだそう。

問題4:100億円の投資ファンドAが投資した企業B(企業価値1億円の時点で)が1001億円で上場した。この時投資ファンド(VC)が得るリターンはいくらでしょうか。

もうここまでくると何が何だか全然わからなかった。
ここでは用語についてよく知ってから答えを見ることにしよう。

投資ファンドとは
複数の投資家(LP)達から資金を集めてファンド(基金)にする。
それを運用担当であるファンドマネージャーがさまざまなところで運用し、sポコで得られた収益を出資した比率に応じて投資家に配分する。
VCとは
ベンチャーキャピタルのこと。
詳細は上記の「2種類の企業タイプ」の項で説明済みなので、わからなければそちらをもう一度読んでいただきたい。

…用語の意味を知ったところで状況は理解できたが、全然答えまではわからなかった。(でもこうして状況からでも理解するのがとても重要な一歩なのだろう)

答え:(100億円×2%(管理報酬))+(1000億円×20%(リターン差分の成果報酬))=202億円

残りの80%は出資者(LP)に分散分配される。

VC(ベンチャーキャピタル)がやるべきこと

ベンチャーキャピタルがやるべきことは主に4つある。
資金調達→②投資実行→③経営支援→④Exit支援

この中でもスタートアップ型の企業が求めることは後半の2つ、
経営支援とExit支援である。

具体的にどのような支援なのか。
経営支援は投資先企業のユーザー数、売り上げに貢献すること。
Exit支援は投資先の未上場企業が上場、売却をできるように支援すること。

VCによってもどの市場の企業への企業に力を入れているかが全然異なってくるそうなので、そこはよく調べていく必要がありそうだ。


最後に

今日は企業の価値を見分ける基準や、どの企業が伸びるのかを事前に予測する方法を学びました。

私の通っている大学は経済系ではないため本当にわからないことだらけでしたが、こうしてアウトプットしていくうちにぼんやりとではありますが全体像が見えるようになってきたのがいい収穫でした。

最初に「IT企業が伸びる!」と言われてしまった時点で自分の進みたいデザインの分野ではないのか…とも思いましたが、今の時代におけるITは農業や商業、工業などどんな産業ともコラボできる万能な分野だと気付きました。

こうして自分の中で新たな発見がとてつもない勢いで蓄積され、色々な情報や感情を処理するのは大変ですがあと残り3日間も頑張ろうと思います

おやすみなさい!

P.S.
約5000字弱にも及ぶ文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。
私のようにスタートアップ用語に触れたことがない人が、この記事を読んで一人でも多くの人が理解できるようになれば嬉しく思います。

#huntercity #戸村光 #進撃の就活 #タピオカ留学

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