実家での過ごしかた
今日は実家に行ってきました。実家に行くと、買い物、ランニングのほか、実家にある本を読んで過ごしたりします。実家には日本の近代文学全集があるのですが、字がとても小さいけれど、その時の気分で選んで読んでいます。
今日は女流作家の作品が読みたくなって林芙美子・宇野千代・幸田文の巻を手に取ってみました。宇野千代の『色ざんげ』。自伝的かと思っていましたが、「僕」という一人称で書かれていて、(モデルはなんとなく想像がつきますが)
情景が目に浮かび、リアルで引き込まれました。実体験を基にしてるにしても客観的で卓越した文章力に唸りました。凄いな〜!
こんなふうに昭和の時代をドラマティックに生きた作家に思いを馳せるひとときが好きで、また実家に行って続きを読もうって思います。