1906.7『The British Esperantist』Vol.2, no.19 に載ってる日本のこと
『The British Esperantist』から日本に関する記事の紹介、その3。
【Vol.2, no.19 (1906.7)】
https://archive.org/details/britaesperantisto_1906_n019_jul/page/80/mode/2up
p.80「FAKO DE KORESPONDADO INTERNACIA」(文通欄)
大阪高等商業学校のCharles A. Parryという人物が文通希望を出している。
このCharles. A. Parryなる人物について、エスペラント関係では前回紹介した『The British Esperantist』Vol.2, no.17 (1906.5)の報告と、今回の文通希望しか見つからない。この後も運動には関わらなかったようで『日本エスペラント運動人名事典』にも名前は載っていない。
ただ、人物としての情報は、
『お雇い外国人14. 地方文化』(加島出版会、1976)
『Who's who in Japan 1913』(The Who's Who in Japan Office, 大正2[1913]) 2版
『Aikido Journal』
http://aikidojournal.com/2011/08/27/charles-a-parry/
(合気道界では、外国人として初めて大東流合気柔術を学んだ人物として知られているようだ。)
に見られ、これらによると、
Parry, Charles Arthur (23 September 1869-25 March 1949)
1869年、カルカッタ生まれ。
1891年、ロンドン大学で学士を取得。
1903年、来日。以来、高知(学校不明)、仙台(第二高等学校)、大阪(大阪商業高等学校)などで教師を務め、ジャーナリズムにも携る。
1910年4月~1911年4月、英字新聞『Japan Daily Herald』主筆。
1913年時点、横須賀の海軍機関学校教官。
1949年、藤沢にて没。