見出し画像

サウジアラビアで聖地と砂漠を巡る旅

サウジアラビアに来ました!サウジは2019年に観光ビザが解禁されて商用やムスリムの巡礼でなくとも自由に旅できるようになりました。世界最大の産油国でアラビア半島の4/5を占めるサウジアラビアが開国したとあれば高校の頃の進路面談で将来希望する職業に石油王と書いた私としては行かざるを得ません。
ドバイまで12時間かかるのですがエミレーツが快適で結構寝れたので体感3時間くらいでした。
ドバイで乗り継ぎ、ジェッダ行きフライトが出発するゲートに行ったら白いバスタオルを全身に巻いたような巡礼用服のムスリムの男性たちが集団でお祈りをしており早くも異国感満載です。動くとお腹とか見えたりしてこれは大丈夫なのかと勝手に心配になりました。
機内ではCAがウェルカムドリンクを持って挨拶に来てくれてビジネスですか?と聞かれたので、いや観光です、と答えたら珍しいですねと言われました。まだそんなに観光で行く人はいないのか?
まずは聖地巡礼の玄関口と言われるジェッダに入りました。パスポートにイスラエルの入国スタンプがあるとサウジアラビアに入国できないのですが、イスラエルのスタンプを押されてしまったのは二つ前のパスポート。色々電子化している昨今意味あるかは不明ですがこういう時のためにパスポートは毎度5年で更新してます。

空港にあった巨大な水槽

Uberが普通に使えるので市内の移動は楽で、紅海に臨む都市なのでリゾート感があり、気温は涼しいくらいで観光にはちょうど良いので海沿いの散歩も楽しい。

映えスポット
リゾート感
フローティングモスク
海沿いの散歩が楽しい
謎のオブジェ

旧市街はまた全然雰囲気が違います。

立派な門
ジェッダは街中に猫がたくさん。

ジェッダに滞在した後、時速300kmで走るハラマイン高速鉄道に乗ってメッカに次ぐイスラム教第二の聖地メディナへ。
鉄道の駅はきれいで近未来的でした。

空港の隣に鉄道の駅
雰囲気は空港っぽい
メッカに行く列車もあります
サウジアラビアの車窓から。ずっとこんな感じの砂漠

メッカはイスラム教徒以外は行けないのですが、メディナは2022年に観光客の受け入れが始まっているので行くことができます。

メディナの駅

鉄道の駅からホテルまで送迎を頼んでいたのですが、少し探すもそれらしき人はおらず、電話もつながらず仕方ないのでもうええわとUberで移動。ってかこんなにUberでさくさく配車できるなら送迎頼まなくてもよかったな。
日本の空港で円を多少サウジアラビア・リヤルに両替しようとしたら在庫がないとか取り扱ってないとか言われて3店目にしてやっと苦労して入手したのですが、ジェッダもメディナも露店ですらクレカが使えるのでむしろキャッシュは不要だったか…?
観光客を受け入れてるとはいえ浮かれた格好はできないのでフードで髪を隠し長袖長ズボンで肌の露出を最大限抑えた服装で回りましたが、思えば私結構中東行っているのでそろそろアバヤの1枚や2枚入手すべきか?
ちなみにサウジはヒジャブではなくニカブを纏う女性が多いです。(ヒジャブは髪を覆い隠すけど顔は露出する、ニカブは目以外の顔を隠すので目しか見えない)目しか出てないのにサングラスしてる人もいてマジで誰だかわからないですね。

預言者のモスクは普通の日なのに元旦に参拝客が殺到しているような人の多さで圧巻でした。強い日差しから巡礼者を守るために250基のアンブレラが設置されていてその光景がすごいのですが、アンブレラのテントを製造したのが大阪の太陽工業らしいです。1基750万円くらいするらしい…

夕暮れ時
夜も来た

メディナでは毎日5回お祈りのタイミングでアザーンが流れますが、朝5時過ぎに爆音で流れても気にせず眠れるスキルを身につけました。

そして次の目的地はアルウラです。メディナから300km以上離れており、公共交通機関はないしさすがにUberでは連れて行ってもらえないので事前に頼んでおいたドライバーが来ないと困るのですが、8:00にホテルまでピックアップに来てくれるはずが20分すぎても来ないので前日のこともあって嫌な予感がして手配を依頼した会社に電話しました。電話に出た人が確認すると言って一旦電話が切られ30分後に大変申し訳ない、予定していたドライバーの車が故障したようだ、代わりの者を手配すると。いやいや絶対忘れてただろ!と思いつつ、とにかくアルウラまで連れて行ってくれさえすればそれで良いのでわかった、待ってると伝えたところ、10分くらいで行くからと言われてからゆうに30分以上経ってようやくドライバーが来たので、元々予定していた時間より1時間半遅れで出発。しかし道も空いていたしドライバーが爆走して元の予定よりむしろ少し早いぐらいで到着し、結果オーライでした笑

寒くてプールに入る気にはならなかった
夜もいい感じ

オールドタウンがまた良いのですよ。ALURAは外資含めホテル建設ラッシュでこれからどんどん観光地化していきそうです。そのうちメッカも行けるようになったりするのだろうか。
ちなみに今の時期はベストシーズンで気候的には朝晩肌寒い感じです。

こういう街名のサイン、よく観光地で見るけど流行ってるのかな
スタバも景観に合わせている

夜になってドライバーを手配した会社から電話がかかって来て、今日は大変申し訳なかった、お詫びの品を持って来た、食事もご馳走したいと盛大に謝罪をされたのですが、失礼ながら海外のサービスだとこんなものかなと思ってたし結果無事着いたわけだしお詫びとかいらないのだけどな…と思いつつ受け取ったお詫びの品がこちら。気持ちは嬉しいのだけど。。

デーツのお菓子

気を取り直して翌日は世界遺産であるDadan とHegraに。ペトラとセドナとカッパドキアを合わせたようなマダインサーレハはアドベンチャー感満載!このためにサウジアラビアまで来たと言っても過言ではないので無事来れて良かった。

ペトラを彷彿とさせる遺跡
お墓の中から
これもペトラっぽい
これはセドナっぽい
夕焼け

ツアーとツアーの間が3時間くらい空いていたのですが、昨日謝罪にきた現地手配会社のマネージャーがこの時間で色々連れて行ってくれてありがたかったです。思っていた以上にちゃんとした会社だった。

名残惜しいところですがアルウラに別れを告げてドバイへ。サウジアラビア・リヤルが余っていたので使うかと空港でコーヒー買ったら20SR出したのに何故かお釣りが36SR返ってきたことに後から気づきました。なんで減らそうとしたのに増えたのか!このままもらってはアラーに怒られると思い、わざわざ店に戻ってお釣りが多かったと告げたところそんなはずない、お前が出したのは50SRだった、とまさかの反論にあい、絶対そんなはずないのだけど受け取ってもらえないので引き下がりました…なんだこれは。
そしてドバイへ到着。
ドバイはまだクリスマス感

もう何度も来てますが、トム・クルーズを目指して頑張ってきた2024年を締めくくるには、トム・クルーズがミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルでのぼったブルジュ・ハリファで上がる新年の花火を見るのが相応しいということで。
世界一長いウォータースライダー、世界一大きい人工雪のスキー場、世界一大きい観覧車などなどドバイには世界一がたくさん。2位じゃダメですか?
それではみなさん、良いお年を!(ドバイはまだ12/31)

スイートルームに泊まると空港からヘリでここまで送迎してくれる7つ星ホテル、ブルジュ アル アラブ
スーク
ここにもあった。#DUBAI
この手は王様のサイン
世界一美しい建物
ドバイフレーム
昼間はこのスタバの写真を撮るための行列ができる
ドバイ版屋形船
乗ってみた笑
スパイスの種類がすごい!
イランからインポートしてるらしい

いいなと思ったら応援しよう!