【デジカ】EX08をザックリ触れてみる【サクヤモン編】


・はじめに

 本日、布団たちが届くかな?届かないかな?とどーかない!ということで、フン、これで記事を書くゆとりが生まれたわい……と少ししょんぼりしつつPCに向かってます。

 テイマーズ組は追加枚数は控えめながら、その内容は濃いし今までのカードもいるわけで、トッポに負けじとEX08も中タップリです(?)
 ウンウン唸ってはいますが、これでもこちらもデュークモンデッキの記事を上げはした男。にわか仕込みの考えなれど、臆せず世に出していこうと思います。

・本記事の流れ

 EX-08弾ではSR・SECが10のグループに、具体的には「ダイナモン」「スカーディモン」「ピラミディモン」「NSp」「DS」「NSo」「デュークモン」「サクヤモン」「ジャスティモン」「バルバモン」に分けて考えられそうです。
 そこで、1記事に1デッキ、サンプルレシピとこのデッキに対する印象をつらつら書いてみる記事のサクヤモン編となっております。

早速本題にうつっていきます。

↓↓↓ ここから評価 ↓↓↓

【サクヤモン】

 重ねるはカードのみならず、幾重にも重なるのは戦術もまた然り。
流麗なる連鎖が織りなすのは勝利の錦となるか。

・いい感じなところ
①X進化で戦術の厚みも幅もしっかり強化。
②「×2」&「+1」の上質な打点強化。

・気になるところ
①「デジモン」「オプション」「テイマー」のバランスの難しさ。
②アドリブ難度が高そう。

○①X進化で戦術の厚みも幅もしっかり強化。

 「サクヤモンX抗体」によって、
・トークン戦略(≒横展開による攻め)
・アクティブによる縦の攻め。
・オプションの踏み倒し。
・同レベル進化。
 が、1枚のカードからもたらされます。

 これらは既存の「サクヤモン」が持っていた戦略と重なり、トークンやアクティブはプール内の母数が少なかったことから厚く取ることで安定感アップが期待できます。


 さらに、1枚で複数の戦略をカバーすることから、サクヤXを厚く取って「サクヤモン」「サクヤモン巫女モード」を散らすことで、幅と厚みの両立を目指すもヨシ。
 特定の「サクヤモン」or「サクヤモン巫女モード」1種類+サクヤXでデッキの方向性をしっかり見据えつつ、その他の戦術を補佐にしてもヨシ。
 と、様々なアプローチで八面六臂の活躍が期待できそうです。


 また、X進化によって、1ラインで2回重ねられる点も組み合わせの広がりを与えています。例えば、

・「BT19サクヤモン」→「サクヤモンX抗体」
 トークン&オプション踏み倒しを2回。
→3面広げつつ、打点強化。オプション部分で後続確保や打点強化にも。

・「EX2サクヤモン」→「サクヤモンX抗体」
 アクティブ×2+トークン。

①タオモン+「EX2牧野留姫」でのタオモンアタックから開始。
②留姫効果、超進化プラグインでサクヤに進化、アクティブ(1点)
③サクヤXに進化、アタック時サクヤX効果で攻撃プラグイン、自身アクティブ(2点)
④サクヤXアタック→トークンアタック(2点+1点)
→5点からダイレクトまで。
(メモリー使用はサクヤ→サクヤXの1のみ。留姫の3確保があることから、高速プラグイン添えなども可能)

 など、拡張性の高いパッケージからワンショットルートまで、重ねたり絡めたりでシナジーを十二分に発揮できそうです。

○②「×2」&「+1」の上質な打点強化。

 前述の部分と被る部分もありますが、サクヤXの持つ2つの打点強化は打点増強の中でも非常に上質なテキストになっています。

・素点でも3点ある。
・アタック回数が多い。
・ダイレクトに持ち込みやすい。


・素点でも3点ある。
 サクヤX本体、トークン、アクティブ分で計3打点、なおかつ2回以上のアタックによる計3点です。これは、2ターンに分けてのアタックで1×6の5点+ダイレクトに到達することを意味しています。

 これ自体はDPはそれなりな点(セキュリティバトルに不安が残る)、2ターンに分けている点(相手に対応の猶予がある点)から、これだけで勝利の主軸に据えるには頼りないものではあります。

 しかしながら、相手が「事故気配でもたついていそうな時」「育成から出したデジモンがセキュリティバトル敗北した時」など、備えが薄くなってしまったケースの間隙を突いての勝利を狙えうる打点を持ち合わせていると考えられます。
 これらもそれほど遭遇を期待できるほどのものではないですが、不意のチャンスを「有利」ではなく「勝利」にしうる打点力という点は覚えておいて損はなさそうです。


・アタック回数が多い
 3回のアタックができるということは、3点だけでなくデジモンへのアタックにも活用できます。

 サクヤモンデッキではテイマーやオプションの母数が多くなりやすいことから、相手の小粒デジモンが生存するケースもそれなりに遭遇することが考えられます。

 そんな時、最大3体をアタックでの処理をベースに、DPマイナス効果と合わせて
・大型へDPマイナス+バトル → より大きいデジモンへの対処。
・小型へDPマイナス+バトル → より多くのデジモンへの対処。
 と、対応できる可能性を広げてくれます。

 余ったアタックは相手のセキュリティに回す選択を取れることで、盤面への対処はできるものの反撃に転じるまでできないというケースの軽減にもなります。


・ダイレクトに持ち込みやすい。

 サクヤXの打点構成は、1×2+1=3点になっています。
(※セキュリティアタック×アタック回数+トークン1点)

 これはSA+1することで「2×2+1」の形になります。この形は
・セキュリティを一気に奪う質のいい縦の攻め(2×2)
・1手でダイレクトアタックに持ち込みやすくする横の攻め(+1)
 になっており、無駄のない攻撃の理想形の一つとさえ言えそうです。

 1ライン目で「BT19サクヤモン」を経由することで、5点を入れての2~3面で王手をかけるもヨシ。
 育成1ライン目低レベルでの1点など、予めの1点から2ライン目で一気にショットを決めてもヨシ。
 
 SA+は「攻撃プラグインA」によってシナジー範囲内で取り込むことができることもあり、このパターンはサクヤモンデッキを考える基盤の一つとして期待できそうです。

×①「デジモン」「オプション」「テイマー」のバランスの難しさ。

 「サクヤモン」「プラグイン(コスト2以上のオプション)」「留姫」三位一体のシナジーを使いこなし鮮やかに戦うのがサクヤモンデッキの魅力でもあるのですが、それを回すプレイヤーにはこの3種の兼ね合いと向き合うことが求められます。

 それぞれが効果を十全に発揮するには残りのカードを要求するものが多い→3種をバトルエリアや手札に十分になるよう揃えたいです。
 この3種をカバーする「BT17レナモン」を除くと、どれかが抜けていたり、ならばトレーニングだ!と思うとプラグインは黄色でないものの優先度が高いこともあり、これぞ!という方針が難しく感じます。

×②アドリブ難度が高そう。

 前述の部分と被る点にもなりますが、採用カードを散らして戦略を広く取ろうとしたとき、一際難易度が高くなりそうです。

 順当進化の進化ルートの択を散らして広げるものに比べて、それがオプションとシナジーするのか、テイマーとシナジーするのか等で理想の組み合わせがバラツキやすい→要求が高くなりやすい印象のためです。

 もっとも、デザインの仕組み上、ある程度噛み合わせに左右される構築にはなりやすそうだとも感じるため、テキストの発揮だけを注視しすぎず、プレイ面で欲張りすぎない取捨選択の力が重要になるのかもしれません。

・おまけ(サンプルレシピ話)(12/11追記あり)

上と同じリストです。

 サクヤモンのノウハウの乏しさに「BT19ポコモン」のテキスト好きなんだから転じた「トブキャットモン」あるいは?という話もしたさが衝突してしまい、リストだけで終わるにはあまりに怪しすぎるため補足の回。


・立ち上がり
 まずは、前述の打点の「2×2+1」の型を取り込みたさがあり、「攻撃プラグインA」に加えて、できれば「高速プラグインD」も併用したいなと考えていました。

 しかし、この形は
・サクヤXへの到達+攻撃プラグイン
→高速プラグイン+追加の踏み倒し手段
 と、実戦での要求が高そう→その確率を上げるための枚数配分を考えて難航していました。

 その時、進化元効果の防壁やSA+で補填できないか?と考えた時、トブキャットモンが実はいいのでは?と思い当たりました。


「トブキャットモン」
 前述の流れで攻撃:高速=2:2?でも戦術に据えるには薄いよなぁ、と考えていたところ防壁案に至り、トブキャットモンに白羽の矢が立ちました。

 これによって、攻撃:防壁付与=3:4の配分も無理なく検討できるのでは?という点にとどまらず、序盤にジャミングによって1点、その後に進化したり、タオACEと合わせて防壁により生存率もそれなりに期待できそうな点は早期にショットパターンに持ち込む確率の向上に貢献が期待できそうです。

 また、
①トブキャット+攻撃プラグイン(+BT19ポコモン)というコンパクトな攻めパターン(メモリー+レナで1返しでも先2ジャミング2点)

(12/11追記)
 攻撃プラグインの色条件を満たしていないことに気付いたので、先2で上述の条件は満たせませんでした。期待をしていただいた方にはぬか喜びさせてしまい申し訳ないです。

先1レナモン進化+留姫登場
→トブキャット進化+攻撃プラグインA+アタック
という流れは検討できそうなので、そちらで補完をよろしくお願いします。
(ここまで12/11追記分)

②データ種を持つ点(→キャンドモン進化元サイクルなど、データサポートを共有できる)

③X抗体PFシナジーを受けられる点。(サンプルレシピでは採用していません)

 など、シナジー受けの範囲が広く検討価値は高いのでは?と考えています。
 もっとも、これが「キュウビモン」ならというケースの遭遇率も無視できないものとなりそうなので、この辺りは実戦を経た報告ができたらな~とは考えています。


「BT19ポコモン」(紹介向け採用)
 基本的には前述したとおり手札要求が高くなりやすい→ドローの重要性が高い→「EX2ポコモン」×4のみが手堅いと思います。

 しかしながら、こいつで超進化プラグインとか連打したら強そうでは?という夢を捨てきれないところがありました。

 それだけではシナジー受けが狭いため、高速プラグイン辺りで序盤の攻めパターンをつくる?などと考えた先で、先述したトブキャットモンに出会ったことで以前よりは採用に前向きになれました。

 トブキャット+攻撃プラグイン+BT19ボコモンの継続ジャミング2点パターンや、トブキャットアタック→超進化プラグインで疑似「1ドロー&メモリー+1」などのパターンは、流石に早いターンでは有効性が期待できそうです。
 これにトキメキを覚えるのであれば「BT19ポコモン」×4に踏み切るなり、ムラを許容できるならサンプルレシピの様に、デジタマ母数増のおまけに採用を検討したり、こちらのポコモンを考えるきっかけになったなら幸いです。


「キャンドモン」(紹介向け採用)
 耐性効果による質向上案、並びにトブキャットモンシナジーに触れるための採用。
 トブキャットモン同様に、レナモンであればというケースはあるものの、各種レナモンは「レナモン」を回収できないため、検討に値したりしないかなとは考えています。


 以上、全てサクヤモンデッキについて見識の浅い人間の机上論のため、有用性については自分の案ながらホントかな?トブキャットモン好きすぎなだけでは?と不安になっています。
 が、そこで検証だなんだと言い出すと、鈍重で実行に至らず立ち消える性格だからこんな勢いの記事を書いていることを思い、流れるままこの形でお伝えしているので、お読みいただける皆さんは上手く使えるところだけ掬い取り、そうでないところは反面教師としていただければ幸いです。

・おわりに

 10記事書き終わったら10デッキ分+αの叩き台ができるぞ!という目論見もあって取り組んでいる今回の記事群。
 今回の記事も机上っぷりバリバリの形になり、なんとか回して確かめたい~というデッキが多すぎて、果たしてどれほど回す機会の捻出頑張れるんだろうか?に思いを馳せつつ、ひとまずは「おわりに」にたどり着きました。

 どうあれ印象記事なのだし、後のことを頑張るのは後の自分だよと言い聞かせ、まずは残る2デッキに向き合っていこうと思います。

 それではまた次の記事にて~。

いいなと思ったら応援しよう!