私の結婚はいいものではなかった。でも...
自己紹介にも書いてますが、私は去年離婚した。
結婚する前は「好きな人とずっと一緒にいられて、子供を作って、毎日笑って幸せになれる」なんて、ありきたりな憧れを持ってたけど、実際に結婚してみて私は気がついた。
結婚が全てじゃないなと。
というか、そもそも私には結婚が向いてないんだと思う。
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私の結婚生活は、元夫から「母親らしく」「妻らしく」「嫁として」「嫁に入ったんだから」と、事あるごとに言われていた。
母親の前に、妻の前に、嫁の前に「私は私」なのに...
よく爆発的に人気が出た芸能人が「〇〇(芸名)だけが独り歩きして、本当の自分がわからなくなった」と言っているのを聞いたことがあるけど、それと同じ感覚。
私が私でいることは許されないんだと思いながら過ごしていました。
母親としても妻としても嫁として、決して完璧だったとは言えないけれど、それなりに色々とやってたつもり。
主婦には365日休みがなくて毎日子どもたちのことをするのはもちろん当たり前で、仕事に行って、家事をして。
私が仕事で帰りが遅い日とかは手伝ってくれたりもしたけど「やっといたからな」って、やってやった感たっぷりに言われて。
時には「俺だって仕事してきて疲れてる」って言われて。
いやいや。待って。それは私も同じ。
やってくれるのはありがたいから、ありがとうって言うけど。
でも、あなたはほぼ毎日仕事して帰ってきたらもうそれで1日おしまいだよね?
用意されてるごはん食べて、湧いてるお風呂に入って、子どもたちとゲームして、あとは寝るだけよね?
残業なんてめったにないし、なんなら土日仕事休みだよね?
あなたが家事手伝ってくれるのって365日のうち、片手で数えるくらいだよね?
私は仕事から帰ってきて、ごはん作って、洗濯して、子どもたちのことして、掃除して...これ全部、年中無休でやってるよ?
だって、しなくちゃいけないから。
仕事から帰ってきたらあったかいごはんができてて、お風呂は入るばっかりになってて、家の中がキレイにキープされてて、朝には洗濯されたもの着てまた仕事に行く。
これ、当たり前なんかじゃないよ?
私がごはん作らないとみんな食べられないし、私がお風呂掃除しないとキレイなお湯に浸かれないし、私が掃除しないと散らかったまだし、私が洗濯しないと着るものなくなるじゃん。
毎回じゃなくてもいいから、私だってあがとうって言われたかったよ。
それなのに母親らしく、妻らしく、嫁らしくって何?
何と比べて、何を基準にそんなこと言ってくるわけ?
これ以上何をすればいいの?
家政婦じゃないし、家事とか育児するだけのために結婚したわけじゃない。
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そんな気持ちが溜まりに溜まって、私は弾けてしまった。
離婚した理由は他にもあったけど、今思うとそれが私的にこれがいちばんのストレスだったかもしれない。
「今の若い人はすぐ離婚する」とか「今の若い人は忍耐力がない」とか、自分の母親以上の世代からよく聞く言葉だけど、そもそも時代が違うし、実際に見てたわけじゃないのにそんなの言われる筋合いなんて1ミリもない。
ガマンして自分を押し殺して泣きながら10年間毎日過ごしてきたんだ。
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なーんて、グチっぽくて暗い話になってしまいましたね。
これから結婚する人がこれを見たら結婚に対してネガティブに思うかもしれないけど、あくまでもこれは私の場合ってことを強く言いたい(笑)
人それぞれだから結婚して幸せになる人もたくさんいますしね。
私はそれに当てはまらなかっただけ。
そして結婚という枠にはまらない方がしがらみがほとんどない分、視野が広くなって余裕ができるし、何をするにも色々と小回りがきくことに気がついた。
これは離婚してなければ一生気がつけなかったことだったと思う。
人生何事も経験ですね(笑)
nagomi*