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出会いに感謝


2023年も、そろそろ終わります。

忙しい一年でしたが、新しい出会いが沢山ありました。

これまでに出会ったことのない世界の人と沢山出会い、感動し、驚き、尊敬し、勉強にもなりました。

人間の体そのものはロボットではありませんから、確実に年齢と共に老いていくはずです。しかし、老いてなお進化もするのですね。

気持ちの持ちよう、気持ちの在り方で、肉体そのものさえ、活力を維持できるのですね。

筋肉や運動機能は、90歳からでも進化すると云われますが、放置して、怠惰に暮らしたとすると、実年齢以上に老いていく。

頭脳も同じでしょう。

老いてなお、、若さを保つ。

また逆に、幼いうちに抜群の能力を発揮する子供も、非常に増えています。

可愛らしい、あどけなく可愛らしいとしか言えない少女が、何かの分野ではまさに天才級の能力を見せてくれる。

いろいろ素晴らしい人に出会い驚きつつ感動し先々への希望も頂きましたが、
一年間を振り返り、出会いによって心揺さぶられた、驚きでつい涙が溢れてしまった人は、

誰かのために頑張っている、頑張ってきた人でした。

自分の好きを追って、自分の望みを叶えるために努力する、頑張るのは、それが過酷であっても、凄いね!偉いわ!とさらっと流れてしまう感動でしたが、

子供のために、妻のために、両親のためにと、それが当然であるとして、非常に過酷な努力を続けてきている人々の生き方に私は、驚きを超えて、人間の素晴らしさ、強さ、優しさを、責任感を、感じさせて頂きました。

貧しい暮らし、貧乏をものともせずに前向きに、昼夜働いて妻の治療費を稼ぐ、
自分の子供だけでも大変なのに、食べれなかった自身の子供時代を思うと、親無き子を引き取り、我が子と同じように愛情を注ぎ育てる。

新聞配達もしました、公共のトイレの掃除もしました、海の家の調理の仕事もしました、ラーメンの屋台もひきました、

子供であったり、妻であったり、親であったり、つまり、離れていては無理なのです、昼夜働くのは、家から離れてバリバリ働いてお金を稼ぐ方法はあるとしても、
家にいて介護しながら、育児をしながらとなると、働く領域が狭くなるのです。

目的は金儲けではない。
子供を育てるため。難病の父親を介護しながら暮らすため。妻の治療費を稼ぐため。

そのような人達に共通していたのは、
人の悪口を言わない、不平不満を口にしない姿でした。

誰かに頼りたくないのではなく、頼るべき人がいない、助けてもらったら、それ相応にお返しをするべきと考えています、ところが、お返しする余裕など先々に見えないので、誰をも頼らない。

負の連鎖ではないのだなと、私はくらくらと目眩すらしました。

助けてやれる、少しでも、何か力になってやれるとしたら、いくらかでも高い時給の仕事を紹介する、または、少しでも快適に暮らせる住まいを、安く提供する、そのくらいしか自分には出来ないと観念しました。
それも陰ながらです。決して素振りはみせてはならないのです。

逞しい人達は明るい。
メソメソなどしている時間の余裕はないのですから。

最近は、国の援助も良くなってきています。なんとか給付金と銘打って、いろいろ出ているようですが、その枠から外れてしまう人に、本当は支援すべき人も沢山いるのだと実感しました。

不思議な一年でした。

沢山を知っているようで、ある一部しか知らない、ある一部の世界しか知らないと云われていた訳が、よく解った一年でした。

来年はどんな一年になるでしょうか。またどんな出会いがあるでしょうか。

少しずつ、自分がするべきことが見えてきたのですが、

世の中は広い。横にも縦にも、
高さも深さもあります。

出会いに感謝して、また来年新たな出会いを期待しつつ、

残り2週間ほどを、元気で過ごしたいものです。


メモ・トップの写真はすでに伐ってなくなってしまった姫りんごの花の木です。
小さなリンゴの実があまりに多く、甘酸っぱい香しい匂いも、地に落ちて腐ると、悪臭になり、全て伐ってしまいました。
初夏に咲く白い可愛らしい花もなくなり、甘酸っぱい香りも無くなり、好きな香りが無くなった寂しさか、今年は地元から離れていることも多かったようにおもいます。