無心の時間、冬との再会。
雷鳴と、窓に打ちつける雨の音で目が覚める。
嵐だった…。
でも、子どもたちを送り出す頃には、厚い雲の切れ間から青空が見えていて、庭の小さな希望の芽たちも何事もなかったかのようにピン、と立っていた。よかった。
今日は、子どもたちの夜練を見ながら、サッカーチームのお母さんたちと、来週末に迫った県外への遠征の打ち合わせをしていた。
私も付き添いで行くことになったので、さぁこれから子どもたち二人のものと自分のものと、いろいろ準備をしなくてはならない。
子どもたちの世話で自由はきかないけれど…せっかくはじめての土地に行くのだから、楽しむつもりで行くしかないな、と開き直ることにしよう。
家に帰ってきてコーヒーをいれて、チョコレートを食べて、迎えに行くまでのひととき、至福の時間。
無印に大好きなカカオトリュフが売られていたので、さっそく買ってきて、ひと粒ひと粒大事に食べている。
ちなみにコーヒーは、同僚の東北みやげのもの。
「東北ドリッパーズ」という東北6県それぞれの特製ブレンドがあって、最後まで宮城と迷いに迷ったあげく、秋田ブレンドをチョイスしてもらってきた。
りんごを思わせる爽やかな甘味とあとに残るほどよい渋みが、オレンジピールのトリュフともよく合う。
東北への旅、いいなぁ…
そして、飲み終わってもまだ少し迎えまで時間があるので、少し照明を落としてお香をたく。
最近加わった、密やかな習慣。
朝のスパイス白湯も、いつかここで書いて以来、気に入って毎日の習慣になっている。
そしてもうひとつ、雑誌を見てやりたいと思っていたことが、これ。
「&Premium12月号 毎日を気持ちよく過ごす、100のこと。」より。
この「お香一本分」という言葉に惹かれたのです。
香りを静かに深く吸い込み、細くゆらめく煙をぼんやり眺める。
計らなくとも15分ほどで燃え尽きる。
まだまだ始めたばかりなので、好きな香りをさがしているところ。
そういえば。
9時過ぎて家に帰ってきたとき、ちょうど東の空にオリオン座がのぼってきていた!
おひさしぶり、冬の始まりですね。
あぁ…天気予報を見ると、いよいよ来週からは冷え込みそう。
昨夜の嵐で紅葉した葉っぱもずいぶん散ってしまったし。
ひとつ、ひとつ。
新たな楽しみを集めながら、過ごします。
今日も読んでいただいて、ありがとうございます。
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