不逞日記2

 風、もう冬ですわ、寒すぎ。手乾燥しすぎ。毎日眠すぎ。めちゃくちゃ寝ちゃうせいで授業出られなすぎ。飲み物買っちゃうせいでお金なさすぎ。

途中から全部自分のせいじゃん。

そういえばこの間渋谷に繰り出す用事があり、同行者に誘われ初めてSHIBUYA109に行ってみた。109に関する知識は、その名前を聞けばなんとなく厚底ブーツの金髪ギャルたちが紙袋を引っ提げて闊歩する様を思い浮かべるくらいのもので、要は前時代的ギャル像しか有していなかった。だからほんとびっくりしちゃった。まず入口の先にあるエレベーター。オーロラ柄。

エネルギー強いな…

内装から強かった。かわいいことが最優先。驚いたのは、ギャル系ばかりが軒を連ねているというのは勘違いで、元からなのかなんなのかいわゆる地雷系、量産型の洋服を置いている店舗も多かったこと。大体全て派手ではあるものの、さまざまな様式のファッションがひとつの建物にひしめき合い、それに引き寄せられるように戦闘力高めな人間たちが買い物を楽しんでいる。大変良い空間だった。この空気で思春期から呼吸することのできる子たちはそりゃ意識が違う。より自分が身にまとう布に自覚的で、好きなファッションに責任を持っているわけだ。すげえよ。社会的にレッテルを貼られやすい(それだけ好む人が多い、素敵な洋服というだけなのだが)服装を大なり小なりの考えを巡らせ、己の「好き」という感情に従い着る。109、良かった。着飾る人たちはやっぱりみんな綺麗だなあ。なんだか無駄に現代ギャルに迎合するような文章になっちゃったけど、それだけ衝撃的だったのよ。東京にいるうちにまた109行ってみたい。良い経験をした。


ノシ

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