【EDH】統率者戦禁止改定について
禁止推奨について
マジックはじめて1年、禁止が出ることにも慣れてきましたが、まさかの統率者戦について禁止推奨が出ました。
禁止推奨となったカードは《波止場の恐喝者》《宝石の睡蓮》《魔力の墓所》《有翼の叡智、ナドゥ》でした。
最初に公式のリンク、統率者戦ルール委員会の文章を張っておきます
禁止についてのお気持ち
正直、抽象的な話ばかりな印象です。禁止にした「背景」が語られていますが、具体的な話が不足していると私は思います。
また、高額カードなため、たくさんカードを所持している方が「引退する」と書いていたり、非常に悲しんでいたりするのをXで多くみかけ、悲しく思っています
今回の事について自分なりに考えた結果をまとめてみたいと思います
解決したい課題は何だろう?
今回の禁止カードを見てみると早期にゲームが終わってしまう事が問題視されている事は恐らく間違っていないでしょう
《魔力の墓所》の禁止理由をみてみると
と記載されています。
確かに2ターン目に5マナ使える点は非常に強力で、ダメージを受けるデメリットも6~8ターン目にゲーム決着することで回避できる、予想されており、ゲームの早期決着が課題だろう、と思います
その課題は本当に「課題」か検証したのか?
例えばですが、米国のコミュニティでアンケートを取って
・9ターン以上ゲームを続けることがプレイヤーが望んでいる事である
・早期にゲームが決着することが統率者戦の理念に反する
・6~8ターン目にゲームが決着した場合、楽しくないゲームだと思う
こういうアンケートの質問に対して8割のプレイヤーがYESと答えた、とか検証した結果がある、とかなら理解できます。
また、ソルリング、宝石の睡蓮、魔力の墓所という3/99枚があると初手、もしくは2ターン目にハンドに来る確率がN%なため。。。とか確率の話でもいいです。
また、テストプレイで今回のカードを禁止にした統率者戦を実施し、禁止カードがあった場合と無い場合のユーザーの満足度を比較したところ、禁止した場合の満足度が30%高かった、とかそういうのでもいいです。
ここまで世界的に遊ばれていて、一番遊んでいる人が多いフォーマットで、ここまで大きい禁止なのに、これらが1つも書かれていない事に正直驚いています
禁止にしたことによって生まれる価値とは?
見かけたのはこれらが禁止になることで参入障壁が低くなる、といったご意見もありましたが、それは禁止した結果から生まれる副産物です。
禁止は既存の統率者プレイヤーのため、プレイヤーが得るゲーム体験のため、です。
それはなんでしょうか。ちょっと考えてみましょう
・みんながゆっくりゲームができ、自分のやりたいことができる
→序盤にソルリング引いた人とそうでない人で当たり前ですが差が出ます。古の墳墓とか2マナでる土地もあったりしますが、今までよりは発生しないとは思います。
ただ、重いマナコストの統率者を使っている人はなかなかやりたいことが出来ないかもしれません。
うーん、これくらいしか私は思いつかなかったですね
とにかくカジュアルにしたい、ということなんでしょう。それが心理的な公平性につながり、誰もが統率者を楽しめる、という価値につながるのかもしれません
ただ、カードゲームである以上強いカードは高くなりますし、今後も強いカードは出続けるのは必然なのも忘れてはいけないことだと思います
今後について
今回の一件で、1枚3万するカードがこのくらい抽象的な理由で、かつ調査したのか、検証したのか、そういったことをユーザーは伝えられることもなく禁止になる前例が出来た、と私は受け止めています。
つまり今後wocが出す統率者向けカードで高額なものはリスクがある、ということです。また、現時点で統率者フォーマットでよく使われている高額カードも同様だと思います。
結論、統率者戦ルール委員会のいまいち伝わってこない理念と説得力がまったくない説明で使っているカードが次の日に禁止なる、ということがわかりました
ただ、私のコミュニティでは自由にカードを使っていい、としていきたいなと思いますここまで読んで頂きありがとうございますmm
皆さんも楽しい統率者を
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