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ぽんちゃんとの出会い
ぽんちゃんに初めて会ったのは2017年5月3日である。その時のぽんちゃんがこの写真。
うそ…
天使…?
きっかけ
くろちろこさんと住みはじめて2年が経とうとしていたころ、どちらからともなく「犬か猫がいる生活がしたい」と言いはじめた。
「犬猫飼うとか、親に反対されるかなぁ」と一瞬脳裏をよぎったが、「離れて暮らしているから親に世話を頼むわけでもないし、もう我々アラサーだし、ペット飼うのに親の許可取らなくて良くない!?」と気が付いた。大人になったものだ。
私は「犬ならポメラニアンかコーギー、猫ならこだわらない。犬にしても猫にしても『ぽんちゃん』と呼びたい」という願望が、ぼんやりとあった。
しかし当時住んでいた家の規約を見ると、やはりというか、ペット不可の物件だった。そこで、しばらく我々二人は、架空の「イマジナリーぽんちゃん」と戯れる妄想をしながら過ごしていた。
まもなくマンション賃貸契約の更新時期が来て、継続か引越かの選択をすることになった。その際にペット可物件を探したが、良い所がなく諦めた。
しかし更新月を過ぎた後、ご縁があって、良い物件が見つかった。
我々はさっそく物件を内見した。
部屋を見ながら、家具も何もないまっさらな部屋の床を、架空のポメラニアンが走り回っている空想をしていたら、くろちろこさんに「今ぽんちゃん床走ってるでしょ」と言われた。
結局、その家を契約して引っ越した。HARUコミに申し込んでいたが、引っ越し準備で新刊は出せなかった。
ぽん探し
引っ越して2カ月、生活も落ち着いてきた頃、改めて犬か猫を迎えようという話になった。悩んだ結果、私がポメラニアンに決めた。私は犬も猫も飼ったことがなかったが、くろちろこさんは実家で犬を飼っている。犬飼い経験者なので頼もしかった。
インターネットでブリーダーさんを探した。条件が合うブリーダーさんが茨城にいたので、電車を乗り継ぎえっちらおっちら3時間くらいかけて、会いに行った。
そして最初に会わせてもらったのが、ぽんちゃんだった。
もうこんな…こんな…である
ぽんちゃん
ちゃぶ台にのせられたぽんちゃんは机の上を探検していたが、距離感を誤ってちゃぶ台の端から2度落ちた。座布団があったのでモフッ…となってノーダメージだった。落ちてびっくりしたのかプルプルしていた。抱き上げるとフワッフワだった。私は「心臓が動いてるぅ……」と言っていたらしい。記憶にない。
ぽんちゃんより後に生まれた、ぽんちゃんより体の大きいポメと小さいポメにも会わせてくれたが、最初のインパクトがすごくて、ぽんちゃんに決めた。
hmmm……
ブリーダーさんに「お名前はもう決まってますか?」と聞かれて、「はい……あの……『ぽん』です……」と答えたのは少し気恥ずかしかった。
いろいろと準備があって、ぽんちゃんが家に来るのは1カ月後に決まった。ぽんちゃんが家に来るまで、何度この写真を見返したか知れない。
ソーキュート……
そして今
ぽんちゃんは私の膝に乗ってキーボードと私の間に入り、私の鼻をベロンベロン舐めていた。イノセント…。初対面の時の写真を見て記憶を遡っていたら、愛おしさがマシマシになった。
ぽんちゃんが遊びたそうにこちらを見ているので今日はこの辺で。
早くしろ!の顔
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