北海道のひだりうえをディープに体験するにはお試し暮らしがいちばん。
こんにちは北海道のひだりうえの遠別町で活動しているNPO法人えんおこのはらちゃんです。さっそくですが、2月20日〜3月13日までの期間で、4月〜6月の期間に遠別町でお試し暮らしをしたいよ、っていう方の募集をしています。
「そんなこと急に言われても...遠別町ってどこだよ...とおべつ?えんがる?えべつ?」
心の声が手に取るようにわかります。そうですよね。
北海道のひだりうえ、遠別町のことを初耳だよーって方は下記の記事の前半部分をさらっと一度ご覧いただければ嬉しいです。
遠別町に遊びに来ませんか?
そんなわけで本題です。
・1日1,000円で利用可能な5LDKの施設を利用できます
・期間は<2泊3日以上おおむね1週間>(もっと居てもいいよ)
・今回は4月〜6月の募集です
・施設内はwi-fi完備!電波ももちろんつながります
・現地までの交通費、滞在中の費用は個人負担です
・町にレンタカーはありませんが、だいたいのところは案内します
・温泉、サウナは最高の旭温泉があり無料送迎バスもあります
実のところ、昨年までは<4泊以上〜>という制約があり、働き盛りの世代や若い方にはなかなかオススメすることが難しい...ということがありました。そこで今年からは、もっとたくさんの若い方にもたくさん来て欲しい!遠別町を知って欲しい!楽しんで欲しい!ということで制約が少しマイルドになりました。遠別町ありがとう!!これでおすすめしやすくなったよ!
制約を少しマイルドにしたからにはちゃんと実績も残さなければなりません。(すごい本音)
でも突然そんなこと言われても...困惑している様子が目に浮かぶようです。大丈夫です、安心してください。ここから今回の募集時期である4月〜6月に味わえる遠別町の楽しみ方をお伝えします。それから検討してみても遅くないですよね。
4月はこんな感じ
ひだりうえの春は一気にブワァー!っとやってきます。雪どけ水は谷へ流れ、その恵みを受けとり、閉ざされた白い世界にはじめて黄色い花が顔をあらわします。黄色い春の初期衝動、ヤチブキ。
山へと足を向かいちろちろと水の流れる音をたよりに残雪をかき分けるとあらわれる、かわいらしい黄色い花。春の水辺には新芽もたくさん生まれて、冬の景色に慣れた瞳に彩りを与えてくれます。エロかわいいよヤチブキ。しかもこいつ...食べられる...なんて万能な子...!おそろしい...。
山から町へと足を運びます。春の風に乗って潮のにおいが町に広がるのもこの季節。
遠別の主産業のひとつ、ホタテの稚貝漁がはじまります。
ホタテ稚貝の味噌汁は素朴ながら旬のごちそう。二日酔いにも効くのでのんべえにはたまらない一品。8杯飲みたい。
ちなみに4月の気温はだいたい5度くらい。油断をすると朝夕は冷えてマイナス気温になることも。装いはこんな感じ。
まだまだ厚手のウインドブレーカーが大活躍。暑かったら脱げばいいし、春のウインドウブレーカーなんてこんなんなんぼあってもいいからね。
5月はこんな感じ
ようやく、雪もなくなり植物の緑が目立ち始める時期。山のめぐみ、山菜が頭角をあらわします。
山菜と言えば、ギョウジャニンニク。茎も美味しいですが、ギョウジャニンニクの葉を使ったジンギスカンはクセになります。翌日の口臭もやばいです。でも大丈夫、この時期の町民はほぼ全員がギョウジャニンニクを口にしているので、みんな同じ口臭です。
5月中旬には山の恵みを全力で味わう山菜まつりも開催されます。
少し遅れてやってくるひだりうえの桜前線。咲き始めて一週間で散ってしまう儚い桜の花もこの時期。
ちなみに5月の気温はだいたい10度くらい。長袖はまだまだ必要ですが、はしゃいだ夜なんかは半袖でも過ごせそうです。装いはこんな感じ。
日陰や風の強い場所ではまだまだ油断できない時期なので長袖はあったほうがいいでしょう。
6月はこんな感じ
ようやくひだりうえでも初夏を感じられる6月。畑のめぐみ、アスパラが出回るのもこの時期。ぼく、アスパラ好きなんですよね。だから毎日食べます、アスパラ。
アスパラ以外にも少しずつ野菜が増えて行くこの季節。毎週日曜日には農家のお母さんが行う直売所花菜夢(かなむ)が行われます。
さらに、この季節といえばヒラメがとれる時期。ぶりんぶりんのヒラメ。
想像よりかなり大きくないですか?ひらめの漬け丼とか本当に最高。
ひだりうえに初夏を告げる花「エゾカンゾウ」が咲くのもこの頃。
海岸沿いにびっちり生えるエゾカンゾウはアイヌ語で「カッコク・ノンノ」と呼ばれ、鳥のカッコウが鳴き始める季節、夏の訪れを告げる花です。朝に咲いたエゾカンゾウは夕方にはその花を閉じてしまう、というロマンチックな花でもあります。
そして、北海道のひだりうえイチオシの怪植物、エゾニュウがむくむく育つ季節。
大きく育つ前の蕾で人の頭以上の大きさになる奇妙な植物。こいつも食べることができます。
茎で流しそうめんもできます。
ちなみに6月の気温はだいたい15度くらい。やっと半袖で走り出せる季節。装いはこんな感じ。
半袖の腕に触れる涼しい風が心地よい季節。
遠別町に遊びに来ませんか?(2回目)
遠別町は派手な観光地ではありませんので「なにか」を目当てに観光に訪れる方は多くありません。ですが、生活の中に見える小さな輝きはいくつもある、と住んでいて感じます。今回紹介したものはその一部であり、私が知っている遠別町の輝きを、遊びに来てくれた方にたくさん全力で紹介したいと思います。観光とはちがう、暮らしてみて見えてくる楽しみを感じてみてください。
個人的には、一緒に北海道のひだりうえで写真を撮って回りたい、という人が来てくれたらすごく嬉しいです。いつも一人で撮って回ってるので。寂しくなんてないです。
こんな人におすすめ
・北海道をだいたい行きつくした人
・北海道のひだりうえに興味が湧いた人
・遠別に縁がある人
・北海道のひだりうえの暮らしに興味がある人
・花粉から離れたい人
・静かな場所で仕事をしたい人
思いつくものをあげてみましたが、それ以外の方ももちろん。興味があればまずはお問い合わせください。SNSを通じて相談いただくのが一番手軽じゃないかなあと思います。
下記のリンクにも概要が記載されています。
まずはお気軽にご相談してみてください。これを機に、観光とはまたちがう、生活に触れる旅をしてみませんか?