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成功と失敗の確率が5:5のときが一番がんばれるらしいけど現実的には7:3くらいがいいよね、という話

こんばんは。今日は、 「cotreeひらやまを囲む会」なる謎の会に参加した結果、毎日noteの更新がこんな時間になってしまいました(ご満悦)。

会の詳細と感想はまた後日あらためてnoteにしたいと思います。

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さて、今日はとあるメディアで編集者としてお仕事することになったので、ライターさんとの打ち合わせに同席させていただきました。打ち合わせというか、面談と言った方がニュアンスが伝わりやすいかもしれません。

その中で、メディア側からライターさんに「どれくらい書けますか?」と質問するシーンがありました。

どれくらい、というのは、量のことですね。さらに噛み砕くなら、月当たり何本、あるいは週当たり何本くらいの記事を納品することができますか?と聞いているわけです。

これに対してライターさんは「週1本ならなんとか」と答えたのですが、果たしてこれが「上限なのか下限なのかが重要だな」と思いました。なんでそんなことを思ったかというと、わたしは割と「下限」で答えてしまうからです。

頑張れば週2本できそうなところで、「週1本ならなんとか……」って答えたくなってしまうんですが、これ、あんまりよくないよね、という話です。(※今日お会いしたライターさんがどうだったかはわかりません)

なにがよくないかというと、できる量を答えるってことは負荷を避けているということで、負荷を避ける人は成長しないからです。成長がないと人間腐ってしまうので、急激でないにせよ、のんびりとは成長があったほうがいいかなと思います。

かといって、できるかどうかもわからない量を「やります」と無責任に言うのも先方に悪いなと思って、でもさすがに少なすぎも申し訳なくてちょっと背伸びをした結果、最終的に「100%ではないけど80%か90%くらいできる量」を答えるわけです。

まあ80%か90%くらいなら、のんびりとは成長していてほどよいのかなと思います。

でも、どうやらこれってちょっともったいないのかもしれません。

というのも、心理学の中で「行動を突き動かす背景には動機が存在するよー」という話があって、代表的なもののひとつに「達成動機」というものがあります。

達成動機っていうのは「何かを成し遂げたい!」と思ったときに抱く動機のことで、この達成動機が強い状態ほどモチベーション高く頑張りやすいんですね。で、達成動機がどういうときに高まるかというと、「成功と失敗の確率が五分五分のとき」らしいんです。

ということはつまり、できるかできないか五分五分の状態を意図的に作り出すことができれば、より達成しようという意欲が湧いて、いつも以上にパフォーマンスを出せるというわけです。

実際、Googleが採用しているOKRという目標管理手法では、「50%の可能性で達成できそうだと思う目標を設定するのがよい」とされています。達成動機を踏まえて設計したんでしょうね。

「だから成功と失敗の確率が五分五分になるように目標を立てよう」と言うのは簡単ですが、しかしこれも結構無茶な話です。そんなこと言われてできたら苦労しません。そもそも成功する確率が50%っていうのも心もち次第なので、「目標を立てた時は五分五分だと思ってたけど翌日はもうぜんぜんできる気しない」とか絶対あり得ます。っていうか前職でOKR使ってたけどふつうにありました。

そんな、日によって変わる指標とかあんまり当てにならないし、そんな当てにならない指標で一喜一憂したくないじゃないですか。とはいえ一喜一憂するのが人間なので、する前提で考えたほうがいい。

なので現実的に運用するなら、その波も飲み込めるくらいのバッファを取って、7:3くらいがちょうどいいのかなー、と思いました。

というわけでこれからは「どれくらい書けますか?」の質問に対しては、「2週間で3本ならなんとか……」くらいの攻めた答え方をしていこうと思います!

みなさんも、「自分の答えは果たして下限かな?上限かな?」とちょっと考えてみて、それが下限だった場合は1~2割上方修正してみて、もし上限だった場合は7割ぐらいがっつり下方修正してみるとちょうどよくなるかもしれません。

ではまた。

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