席は対面より隣がいい
昨日は、「解決しようとする気持ちこそが問題を引き起こしていたりするよね」というお話をしました。
たとえば、夫婦や恋人同士で何かしらいさかいが起こるときって、少なからず体調が影響していたりします。たまたま虫の居所が悪くて起こっただけの問題も、「なんとか解決しなきゃ!」とこねくり回すほど取り返しがつかなくなったりする。
だからこそ、あえてやり過ごす選択もときには必要ではないかな、という話でした。
それに対して本日は、「いざ問題解決に臨むのもいいけれど、そのときはくれぐれも向き合わずに同じ方向を見ようね」というお話です。
私たちは、相手の悩みに寄り添おうとするとついつい真っ正面から向かい合ってしまいます。
でもこれ、相手からすると威圧感たっぷりなんですね。
それがどんなに優しさからくる行動だったとしても、問題の原因を眼前にした人の顔は、曇るか、険しくなるか、いずれにせよあまりいい表情にはなりません。
本人は相手のためを思って向き合ってるつもりが、結果的に脅すような格好になり萎縮させてしまうというのはよくある話です。
だから、いざ問題を解決するために話し合うなら、席は対面でなく隣がいいのだと思います。
隣で、同じところを見て話す。
そうするだけで、正面にいるときは相手に伝わらなかったあなたの目線が、見ているものが、ぐっと見やすくなります。
相手のためを思って言ったつもりが、「どうして怒るの?」なんて返された日には、ぜひ思い出してみてください。
席は、対面より隣のほうがよく見えます。