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関東上空に大きな「まる」、いいことあるよ⇒「ブライトバンド」でした

ヤフーの雨雲レーダーをさきほど(本日8時30少し前)見ていたら、関東上空に大きな「まる」、環状の雲が発生しているのに気が付きました。


なんだこれ、
それでもう少し地域を広げて見てみたら、


おお、ここだけ「丸」だ。
時間を変えてみていたら、


もうひとつ「丸」があった。


これ、どういう仕組みなんですかね。
記録として書いています。
今なら、ヤフー雨雲レーダーで、時間軸を変えれば皆さんも確認できるかもしれません。

人工的にも思えますが、吉兆としておきましょうか。いいことあるよ。



追記
人工的に見えると書いたわけは、時間を変えて見た場合、他の雲は移動しているのに、環状雲はほぼ移動していないからです。
円の中心に電波塔みたいなものがあるのでしょうか?






2025/02/04追記
ネットで探してみたら似た案件がありました。

『雨雲レーダーに現れた円状の雲が謎すぎる 正体を気象庁に聞いてみた』2017/05/12

気象庁のホームページで公開されている降水レーダー「高解像度降水ナウキャスト」に、その「円」が現れ始めたのは、5月12日の午前7時前。場所は、静岡県の浜松市・磐田市近辺です。直径10キロ超の円が、突如として浮かび上がりました。円状の地域は1時間に80ミリ以上の豪雨になっているはずですが、この周囲には他に雨雲と呼べるような印は一切ありません。

気象庁によると、謎の円の正体は「レーダーの不具合」とのこと。

ちなみに浜松のレーダーは、午後3時現在も観測自体が止まっています。
 気象庁の担当者は「異常はごくまれに起こるが、このように円状になったことは記憶にない」と話しています。

『2018年5月19日 北海道 札幌 石狩 の雨雲レーダーがおかしい? 雨雲のミステリーサークル?アメダスレーダー 円形 雲 円』



原因は「ブライトバンド」でした

さらに調べていたら、これは「ブライトバンド」というものらしいです。
『雨雲レーダーにリング状の模様「ブライトバンド」が出現』

雨雲レーダーを見ると、移動しないリング状のエコーが出現しているタイミングがありました。

これは「ブライトバンド」と呼ばれる反応で、偽の強い雨雲であり、上空に「みぞれ」の層(融解層)があることを示唆しています。

雨雲レーダーは電波を上空に向けて発射し、雨粒などに反射して返ってくる電波の強さをもとに、降水の強さを推定しています。

このとき上空にみぞれ(雪がとけかけている)の層「融解層」があると、雪や雨の粒よりも電波をよく反射するため、実際の降水の強さよりも過大に評価されてしまうのです。これがブライトバンドが明るく見える理由です。

偽の強い雨雲に見えてしまうため、気象庁では他の種類のノイズと同様に軽減する自動処理を行いますが、完全には除去できずに可視化されたようです。

今回は気象庁の東京レーダー(柏レーダー)や国土交通省の船橋レーダー・横浜レーダーの上空にみぞれの層(融解層)があるため、レーダー設置場所の周辺にブライトバンドが出現しているものとみられます。また午前中には、気象庁の名古屋レーダー、国土交通省の尾西・鈴鹿・浜松レーダーの上空などでもブライトバンドが見られました。

どうやら、この話を読むと、今回は、気象庁の東京レーダー(柏レーダー)と国土交通省の船橋レーダーが反応しているようです。

ブライトバンドの半径はみぞれの層(融解層)がある高さによって変化します。リングの半径が小さくなると、それだけ低い高さにみぞれの層(融解層)があることを示しますので、リングが小さく変化してきたら地上でも雪に変わるタイミングが近いと読み取れます。

ちなみに日本における気象レーダーの配置は以下で確認できるようです。
ただし、気象庁と国土交通省の違いのためか全てのレーダーの配置が記(しる)されているわけではないようです。
『20の気象レーダー配置』


ブライトバンドは、レーダーの真上に来るものなのか? レーダーの位置とズレて発生しているように見えるものもあるがどういう仕組みなのか? まだ理解できていない部分もあるものの、
今回の現象はブライトバンドということで納得しました。

みなさん、お騒がせしました。


蛇足
今回知ったことに「他の種類のノイズと同様に軽減する自動処理を行い」の部分。本当に不審なものがレーダーに捕らえられても、自動処理で消される可能性があるということですね。
例えばラピュタ(のような何か)が上空を通過しても、私たちが見るレーダー情報では見えないかも知れないわけです。そこも勉強になりました。



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