立憲“紙の保険証”で思っていること
『立憲が“紙の保険証”復活法案を提出 「廃止は時期尚早」』
ヤフコメを見ていると、
日本人が枠を超えた意見を言えないことを利用して、
マイナ保険証肯定意見を大量に入れてある程度の枠を作って議論を誘導しているように見えてしまいます。
「日本滞在中の外国人の医療費」問題は、この問題とは別問題だし、
「不正利用」もふわふわした話で、データ無く実体が分からないし、
「あちこちの医療機関を渡り歩き、眠剤や大量の湿布、市販で対応可能な薬をもらっている患者は数え切れないくらいいます」
って、それはあなたの感想でしょ、な話を入れて議論を誘導しています。
この話を読みながら「図書館があるから本が売れない」論争を思い出しています。
東京保険医協会の医師ら計1415人がマイナ保険証システム義務化について、訴えを起こしていたことは忘れられています(東京地裁で棄却)。
なぜだか皆、明るい面ばかり見てる。
私個人はマイナ保険証に反対です。あえて今する必要も無いという立場です。物理的に大きく変えていくのではなく、それ以外での対応を考えるべき。
そこにお金をかけるのは今じゃなく、崩れていくインフラを支えるほうにお金を使うべき。道路が陥没する危険とか。
単純な話、そもそも今の政府が国民のためを思って何かするとは思えないのですよ。
やっていることは悪いことばかり。マイナ保険証のときだけ善人になるとも思えません。
なので、マイナ保険証に対する肯定意見を言う人にさえ、冷めた目を向けてしまいます。政府見る目がないね、と。
政府は予定されたものを全て実行しようとしています。
それで不況になっても、物価高になっても、予算が予定より増えても止めようとしません。これはオリンピックでも万博でもそうです。それで、なんでもかんでも いわゆる“僕の考えた”最高の政策を実行しようとして、かつ、各省庁の要望を“ぜんぶもり”した政策を実行しています。
それで予算が足りなくなれば、増税を考えます。予算が足りないのですからしかたのない話です。それで一番手っ取り早いのが消費税の増税です。政府的にはそうなります。なぜって、税率の数値を少し書き換えれば予算が増えるのですから、これは打ち出の小槌です。ふればふるほど、ふればふるほど、お金が湯水のように出てきます。
私は石破首相に「止められる政治」を行うことを期待していました。ですが裏切られました。
昨年9月の時点では
自民党の石破茂元幹事長は8日、マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせたマイナ保険証への一本化を巡り、健康保険証の廃止期限の見直し論に賛同した。「期限が来ても納得しない人がいっぱいいれば、併用も選択肢として当然だ」と記者団に語った。
なのに有言実行できない石破首相に落胆しました。
現時点では
立憲の“紙の保険証”存続には期待しています。
日本は何か始めると、もう誰も止められなくなる国です。
今の万博がそうですよね。誰も止められず、ここまでやってきました。
ということで、
始めたものを止める政治家を私は求めています。