兵庫知事選陰謀論(エニア話でもなく)

今回は、闇バイトから話を始めて、兵庫県知事選挙のことまでグダグダと書こうかと思っています。


最近以下の記事が話題だった。書いたのはGO羽鳥 (Go Hatori)氏。

『あまりにもバカが多いことに絶望。闇バイトについて潜入調査中の「ベテラン迷惑メール評論家」が感じた知の格差』

世直しのため炎上覚悟で書くが……
あまりにもバカが多い。
それはもう信じがたいほどに。

たぶんこういう人たちが騙されて闇バイトとかのレールに乗っちゃうんだろうなぁ……と思いながら眺めている。

多岐にわたり調査しているので具体的な記述は避けるが、全体を通して言えることは、

・ビビるほど無防備。
・信じがたいほど無知。
・ビックリするほどのバカ。

そしてこの記事には重要なことが書かれてる。

以前にも書いたが、それはある種の「バカ(カモ)を見分けるためのシステム」になっているからだと私は推測している。

無知でバカで金のない者を、それはまるでラジコンのように思いのまま操る方法を “闇の奴ら” は知っている。

極まってるなぁ……と思ったのは、もう私のようなウザい人間(迷惑メール評論家)に対応する的な「単なる時間の無駄」を絶対にしないようになったこと。

私がいくらスットボケてバカなフリをして近づいても、彼らはものすごい精度でそれを見抜く。

言葉は悪いが、「思い通りに動かせる本当に本当のバカにしか対応しない絶対的ルール」みたいなのが出来上がっているのだ。

詳しくは、記事と、その関連記事を読んでもらいたい。

以下が関連記事
『【ざっくり解説】「RTとフォローだけで●●万円を配布」みたいなツイート100件以上に応募してみた結果…』

「バカ」や「無知」に関連して
そういえば
『反科学の人たちは自分の知識に高い自信を持つが、実際テストすると「最低レベル」だった|ナゾロジー』

といった記事があった。
この記事では以下のように書かれている。

科学的コンセンサスを強く拒む人たちは、自分の科学知識が最高レベルにあると信じていますが、実際には最低レベルにあるという事実を発見しました

これはダニング=クルーガー効果の派生形な話題である。
ダニング=クルーガー効果とは、「ある領域において能力が低い者は自分の能力を過大評価する傾向があるという認知バイアスの仮説」である。

そして記事に書かれている以下の結論に衝撃を受ける。

このことから研究チームは「事実に基づく教育的介入は、科学的コンセンサスに強く反対する人に有効ではない」という結論に至りました。

例えば、ワクチンを接種するよう説得するために教育キャンペーンを実施したとしても、反ワクチンの思想を抱く個人は「自分はワクチンとウイルスについて完全に理解している」と感じているので、それらの教育に耳を傾けることはないのです。

ここから分かるのは「強く思っている人を変えることは難しい」という話である。「事実に基づく介入は有効ではない」という話である。

それで
なのだけど

少し前にある記事(読んでいない)の はてな のコメントに以下のようなものがあった。
話題になっているのは兵庫県知事選挙。

兵庫県民なんやけど、正直、なんで前知事が「猛追」できるのか、わからんのよ。なので、「地元の事情」を地元民が知ってるわけでもない、ということやんね。なので、外から罵倒してもべつにかまへんやん。そこは対等

兵庫6区民だけど、斎藤が猛追してる理由も意味もわからん。"地元"の(斎藤を支持する)事情があるなら教えてほしいくらい。誰が支持してるのかほんまに見えん。

それでこれを読みながら思ったのだけど、
兵庫県に住んでいる人でも、斎藤の「猛追」が分からないということは、これ、何か別のものが動いているのではないか?

ここから今回の話は兵庫県知事選挙へ軸足を変えてくる。

今「理由も意味もわからん」と言っている人の理解は正しくて、理由も意味も無くというよりは、別の理由により物事が動いている。動かしている存在があるように思い始めている。

それは、
「事実に基づく介入は有効ではない」という話であるし、
「無知でバカで金のない者を、それはまるでラジコンのように思いのまま操る方法」が使われている可能性を考え始めている。

なので
「もう私のようなウザい人間(迷惑メール評論家)に対応する的な『単なる時間の無駄』を絶対にしないようになったこと」
の派生な形で、はてな で自分で考えて意見を書いているような人たちは、「ウザい人間」として はなから相手にされていない。
「単なる時間の無駄」なので相手にしない。
「思い通りに動かせる」人だけを動かそうとしている。

ここで話を少し戻し、始めに紹介した
『あまりにもバカが多いことに絶望。闇バイトについて潜入調査中の「ベテラン迷惑メール評論家」が感じた知の格差』
に対する はてな でのコメントを取り上げてみたい。

詐欺師は詐欺が上手いんじゃなくて騙される馬鹿を探すのが上手い、って奴な。認知機能の落ちた老人が良く狙われてたが、知的に問題のある若い衆にアクセスするならネットは便利と

「変にアプリ名を伏せずにどんどん報道すべき」これはそう思う。何に遠慮してるのか。「匿名性の高い~」とかぼかさずにストレートに「テレグラム」「シグナル」と名指ししたほうがいいんじゃないのかね。

最近気づいてる人も多いと思うけど、「バカ」とか「知識」とか関係なくて、被害に合ってるのは「グレーゾーン」なんじゃないかって。そもそも詐欺を疑ったり、よく調べるってことが機能として備わってない可能性

“(お金を)もらえるわけないだろう。 普通に考えればわかるだろう” これに関しては本当に配った前澤友作が悪い。責任取って私費でハッカー雇って対抗するくらいしてほしい

最後のコメントに、お金配りと前澤友作氏の話が出ているが、
これ実際にお金がもらえる美味い仕事の話が少し前に出ていた。

『【独自】「サクラは800人超」反ワクチンデモで動員を証言…背景に歌舞伎町拠点の“トクリュウ”か【ファクトチェック調査報道】』

『【独自】反ワクチンデモの「サクラ」募集に“トクリュウ”のスカウトグループメンバー関与か 「報酬1万円」のSNS投稿に大勢の若者参加』

https://news.yahoo.co.jp/articles/ae7fd0297cd48df3192f9a377efa7f9faffbacaf

「サクラ」募集に関わったスカウト:
僕らが使っている専用のアプリみたいなのがあるんですけども、「報酬を出す」みたいなのが流れてきました。1人2万円っていう。

この専用のアプリとは、たぶん「テレグラム」か「シグナル」と思われる。

サクラ募集の資金源は、分かっていませんが、トクリュウの組織内での1件の募集から情報が広がり、その後SNSなどで、拡大していったことも判明しました。

用語解説、「トクリュウ(匿流)」とは「匿名・流動型犯罪グループ」の略語を指す。

この記事が出ていたのは今年の10月中頃
このときは、反ワクチンデモに何でそんなにお金が出るのか分からなったが、これは選挙応援などのサクラ募集に関する実行前テストではなかったか?

高齢者を対象とする詐欺も、カモが無くなってきて、それが強盗に流用されて、その強盗もセキュリティのゆるい金持ちもいなくなってきて、それで一般家庭へ強盗し出して・・・。
そのような中、デモや選挙におけるサクラの人員確保であれば、バイトする人の心理的負担も軽いし、やることは簡単だしで新しいシノギとなりうる。

トクリュウと選挙コンサルがどこかでつながってしまったのではないか?

反ワクチンデモで集められたサクラが800人を超すのであれば、選挙応援に100人200人集めるのは簡単だろう。

『兵庫県・斎藤前知事を今さら支持する人々の素性 “ヤラセ疑惑”の動画の真相は?』

「以来、斎藤氏が一人で辻立ちを始めると、SNSには“斎藤さんは悪いことをしていない”や“改革を続けてくれ”といった応援の投稿が溢れ、各地の辻立ちでも人だかりができるように。草の根での支援の輪が徐々に広がっています」(地元メディア関係者)

 10月24日には「NHKから国民を守る党」党首で元参院議員の立花孝志氏が「斎藤氏支援」を目的に知事選への出馬を表明した。

この「草の根での支援」は、作られたもの演出されたものではないか?
再選した後の「うまみ」を求めて人が集まってはいないか?

(この部分修正2024/11/19:純粋に善意の人もいると思うので修正。もちろん立花孝志氏が善意だけで立候補して応援しているとは思わないけども、支援理由も十人十色なので「草の根での支援」を否定は行き過ぎた論と反省し削除。あわせて斎藤人気の虚構はあると思うものの、「虚構に始まっている」とは言えないので、その部分は削除)

もしそうであれば、斎藤人気は虚構に始まっていると言える。だが、虚構を見てそれを現実と思う人もいる。サクラを雇って人気になる店もある。ステマで人気となる映画だって・・・。
虚構の上に立つ王様はあちこちにいるものだ。

動画は、高齢女性が斎藤氏に歩み寄り、県からもらった「百寿」を祝う記念品を手に感謝の言葉を述べるというもの。斎藤氏も腰をかがめ、女性の手を握り締めるなど心温まる“奇跡の瞬間”を捉えたものだが、

「動画内でAさん(※ 「斎藤陣営の選挙参謀」兼「フィクサー」と評されるコンサル会社経営者)が100歳の女性に付き添う婦人に対し、斎藤氏の存在を知らせる様子が一瞬映り込み、“ヤラセ動画”を指摘する声が上がっています」

『【兵庫県知事選】斎藤元彦前知事 声援多数で“勝ちの目”出るも他陣営が首をかしげる“豪華すぎる選挙態勢”』

斎藤さんは前回の知事選と遜色ない選挙態勢を整えているんですよ」(政治部記者)
(略)
繰越金と合わせても今回の選挙はそれだけでは賄える感じではないんです。費用がどこから出ているのか、県政関係者はみな不思議がっています」(同前)

斎藤前知事の街宣に、毎回のように出来る支援者らしき人だかりにも違和感があるという。

「別々の場所に“同じ家族連れがいた”という証言もあります。もちろん、熱心な斎藤さんの“支持者家族”である可能性が高いでしょうが……。とはいえ、公示日の初日の第一声では神戸市内の広場に300人以上が集まりました。斎藤さんの一言、一言に、『がんばれ』、『負けるな』といった、大きな声援が飛んでいました。

この最後のほうを読んで新たな疑問が出てきた。
私にとっては「がんばれ」「負けるな」は、統一教会系の言葉となるのだ。『国際勝共連合』とか。 勝つぞ、がんばれ、負けるな。

そういえば、
『兵庫県知事選 「告発はクーデター」説バズり“パワハラ知事”斎藤元彦氏、逆転か - 世界日報DIGITAL』

という記事も出ていた。
この記事は世界日報のもので、
世界日報とは、「文鮮明の指示により、統一教会と国際勝共連合が出資して、一般紙を目標に1975年(昭和50年)1月1日に創刊された」(ウィキペディア)もの。

ちなみに、世界日報は以下のような記事も書いていて気になる。
『【政界一喝】玉木氏は若者を一層覚醒させよ - 世界日報DIGITAL』

これを見ると斎藤、玉木がつながって見える。
蛇足的に書けば、玉木からは石丸がつながって見え、石丸からは高市がつながって見える(今これを書いていて関連情報を引っ張ってくるのに疲れているので、この部分は今回は書かないかも知れない。皆さんもここまで読んでさすがに疲れているでしょう? ですがもう少し話は続きます)。

今回の選挙において、斎藤氏を応援している「NHKから国民を守る党」党首で元参院議員の立花孝志氏も統一教会と関係している。

立花孝志、統一教会との関係認める - チダイズム』

ある記事に対する はてな でのコメントに

この兵庫県知事選はマズイ。近所の高齢女性が立花孝志のデマを鵜呑みにしてる。誰からと聞いたら知り合いからだって。リテラシーの低い人間が狙われてる。

とあったが、このかたの言う通り「リテラシーの低い人間が狙われてる」可能性がある。
虚構で始めて、リテラシーの低い人間を巻き込んで大きくしていく戦略が見える。
そして「リテラシーの低い」ゆえに、「一人の人間への支持」で束ねることができるのが強みとなる。
リテラシーが低い人間は、リテラシーの高い人間のように細かいことは言わない。選り好みはしない。

例えば、国民民主党の玉木雄一郎代表に対するように、不倫をしても許す人がいるくらいだから。

『「絶対に不倫をしない」玉木雄一郎氏 不倫報道で発掘された15年前の誓い…Xでは「裏切られた感がすごい」と広がる失望』

『「不倫そのものよりキツい」玉木雄一郎 有名Pからのまさかの“リーク”が波紋「信用なくす」』

当人が過去に不倫を否定していても、なにがあっても許す人がいるくらいだから。
それくらい まとめ上げやすい人たちがいる。その束ねた力は強大になる。
スキャンダルをものともしなくなる。

ちなみに
『兵庫県知事選 「告発はクーデター」説バズり“パワハラ知事”斎藤元彦氏、逆転か - 世界日報DIGITAL』
の はてな のコメントに、

「”さいとう陣営の裏には統一教会が”はデマ」ということだったのに世界日報(統一教会系)が自白してしまった。(略)

とあったので、調べてみたら、

朝鮮学校への補助金継続 全国最大規模の兵庫県 斎藤知事「子供に罪はない」』

というのが見つかった。
この朝鮮学校への補助金と、祖父が戦後に起業したケミカルシューズの会社の場所と業種が韓国人と関連が深いことから、
ネットでは韓国人説まで出ている。これは今のところ否定されているようだが、これなどは遺伝子を調べれば一発で分かるのに、とは思う。日本人にある縄文人由来の遺伝子の割合を調べれば一発で分かるはずだ。

本人が韓国系かは置いておいて、朝鮮学校への補助金と統一教会は親和性があると思う。朝鮮学校のために統一教会が動いているのかもしれない。

斎藤陣営のお金の出どころの少なくともひとつは統一教会である可能性が出てくる。

フェイク写真の疑惑も出ている。
『顔面が陥没、眼鏡が融解…兵庫知事選・斎藤氏、演説の聴衆写真に「AI加工疑惑」浮上…スタッフは「古いiPhoneで撮影したので」弁明』

「斎藤氏の後援会によるX公式アカウント『さいとう元彦応援アカウント』の投稿した写真が物議をかもしています。
(略)
よく見ると、確かに写真の一部には不自然な箇所が。中には、顔が陥没しているように見える人や、メガネが顔に溶け込んでしまっているように見える人も……。これをもとに、Xでは、「街頭演説の写真を加工しているのではないか」「AIで人を増やしているのではないか」とする声が多く上がっているのだ。

石丸伸二氏との共通点がうかがえる。

『石丸陣営の”加工”を装うフェイク画像 ねつ造信じて拡散も|NHK』

石丸伸二氏についても、街頭演説に大勢の人が集まっているように見せかけるため海外の音楽ライブの画像を使った偽の画像が広がりました。

ヤフコメには斉藤前知事を支持する声が多く出ているが、もはやこれがステマか区別が付かない。

ちょっと怖いのは、
ヤフコメの
上山信一 慶應大学名誉教授、経営コンサルタント
というかた。
斎藤元彦氏の支持を高める方向で以前よりコメントを出している。
権威に弱い人や自分の見たいものだけ求める人に、このコメントが刺さっているようだ。

『兵庫県知事選「#斎藤知事がんばれ」がSNSでバズっている謎が解けた』

「斎藤氏を支持しているアカウントを分析すると、かつては石丸氏を支持していたものが複数見られます。既存メディアへの不信感が強く、Xを1次情報とするのが両支持者の特徴。斎藤氏が駅前でお辞儀をしている姿を見て『こんな人がパワハラするはずがない』という皮相的な投稿も」(ウェブニュース記者)

「斎藤君のところには最近、ネット戦略を手掛ける『良い集団が入った』と聞きましたよ」

さらに取材を続けていくとこんな怪しげな情報も。

〈政治系チャンネル(石丸伸二・斎藤知事など)でのライターさんを募集します!〉

これは企業や個人が不特定多数に向けて業務を発注できるクラウドソーシング最大手の一角、クラウドワークスに実際に掲載されていた求人である。

ネットとリアルの両面から世論を形成していく戦略のようだ。

このような状況を危惧してか、以下のような動きも出てきている。

『兵庫県知事選、市長会有志22人が異例の稲村氏支持表明 「誹謗中傷や誤解広がり懸念」緊急的な対応強調』

ただし、ネット上ではこの情報が無効化される勢いがある。



こういったものの歴史はどこまでさかのぼれるのだろうか?

思いつくままにあげると、たぶんきっかけはベトナム戦争だろう。
反戦運動に業を煮やしたアメリカ政府は情報統制を始める。記者を戦場に行かせないようにし始めた。
次は情報操作だ。『メディア・セックス』『メディア・レイプ』という本もあったような記憶が・・読んでは無いが。
ステマやニセ情報。湾岸戦争の火付け役となった『ナイラ証言』。
これらの手法が流出したのか、今ではロシアが、ロシア国内からアメリカの世論に影響を与えるまでになっている。

こういったものは日本にも入ってきた。
小泉内閣では、郵政民営化政策において、広告会社・有限会社スリードを使った。このとき出てきた概念が「B層」。ウィキペディアでは以下のように説明されている。

スリードの企画書では国民を「構造改革に肯定的か否か」を横軸、「IQ軸(EQ、ITQを含む独自の概念とされる)」を縦軸として分類し、「IQ」が比較的低くかつ構造改革に中立ないし肯定的な層を「B層」とした。B層には、「主婦と子供を中心とした層、シルバー層」を含み、「具体的なことはわからないが、小泉総理のキャラクターを支持する層、内閣閣僚を何となく支持する層」を指すとされる。

上記の企画書がネット等を通じて公に流布されたため、資料中に使用された「IQ」という知能指数を示す語や露骨なマーケティング戦略が物議を醸すところとなり、国会でも取り上げられた。

簡単に説明すれば「B層」とは、「具体的なことはよくわからないが小泉純一郎のキャラクターを支持する層」であり、「B」が「バカ」を連想させるため私も覚えている(ならば「A」は「アホ」か、Cは「カス」かという話はあるが、そこは置いておく)。

今年の東京都知事選挙では、石丸伸二氏が2位につけた。160万票以上も獲得できた。
石丸氏には藤川晋之助氏が関わっている。

『〝選挙の神様〟藤川晋之助氏、高市早苗氏を支援 自民総裁選で「国家観に共鳴」』

選挙プランナーの藤川晋之助氏が17日、自民党総裁選(27日投開票)で高市早苗経済安全保障担当相(63)の陣営に支援に入っていると明らかにした。

藤川氏は、7月の東京都知事選で165万票余りを得て2位になった前広島県安芸高田市長、石丸伸二氏の選対事務局長を務めるなど「選挙の神様」と呼ばれている。

藤川氏によると、石丸氏のときと同様、大手コーヒーチェーン「ドトールコーヒー」の鳥羽(とりば)博道名誉会長を通じて支援要請があったほか、高市氏の国家観に共鳴したという。「選挙参謀ではないが、告示前から陣営にアドバイスしている。SNSや動画投稿サイトの部隊を動員するなどして党員・党友票(地方票)の獲得に取り組んでいる」と話した。

『高市早苗氏支援の藤川晋之助氏「ネットで勝ち派閥に負けた」「岸田文雄氏は今後も権力者」』

「ネットで勝ち派閥に負けた」という記事もあるが、一般的な選挙であれば、派閥は関係ない。ネットを使い世論を誘導し、リアルな選挙の現場にもサクラを派遣することで流れを作ることが可能である。

一般人を誘導する手口が完成形に近づいているという話に見えてきた。

以前だと、Dappi(だっぴ)などを使って世論を誘導していた。
ネットのあちこちに工作員を置いて世論を誘導しようとしていた。
これは今もあるのだろうが、相対的に重要度は下がってきている。今はメディアミックスというか、あらゆる手法をミックスさせて相乗効果を出している。

そういった中において、ひっかかりやすい人たち、簡単に流される人たちが、その数が重要度を増している。
なにかにつけ疑問を抱く人は、はじめから相手にされなくなってきている。もしくは事の始めにおいては、とにかく、ひっかかりやすい人たち、簡単に流される人たちを動かして既成事実を作ろうとしている。

今回の兵庫県知事選挙は、そういった意味において、
「闇の選挙手法」の有効性と統一教会の底力を測るものだとも思っている。




蛇足
今回の話に暴露系インフルエンサー集団「Z李」の一部メンバー逮捕は関係無いようだ。一応それも疑ったが、これは違うようだ。
『謎のインフルエンサー集団「Z李(ジェットリー)」が逮捕 児童一人がいる部屋に…「主犯格の書いた小説は森山未来主演でドラマ化が決まっていた」』

を読んだが、ヤフコメに力が無い。
今回の話に関わっているなら、ヤフコメの論調を自分たちに有利に誘導しているはずだ。
90万人以上のフォロワーがいるそうだが、それを活かしきれていない。
なので、意図的に人を配置して世論を形成させるタイプのインフルエンサー集団ではなく、
そこはまともに普通のインフルエンサー集団と見た。



2024/11/19追記
今回書いた私の文章と似た傾向のある文章のリンクを紹介。

『兵庫知事選「斎藤元彦ブーム」の虚構と現実。有権者にバレ始めた仕掛け人、立花孝志の危険な正体とは? - まぐまぐニュース!』

『兵庫県知事選の様子がおかしい:ロマン優光連載316』

『兵庫県知事選でおきたこと』


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