タイムスクープハンターが面白い
皆は知っているのだろうか、「タイムスクープハンター」を。
未来から時をさかのぼり、密着取材をするというもので、モキュメンタリーというドキュメンタリーのように見せかける手法で撮影することで、かなりリアルなドラマとなっている。
一般的な時代劇だと、私たちにも分かりやすいようにした言葉遣いなのだが、タイムスクープハンターではそれぞれの時代や身分に合わせた言葉遣いになっている。もちろん全く聴き取れなかったりするときもあるが、字幕で対応している。
そして、夜のシーンではだいたい見やすいように月の光が強かったり照明を当てているのが当然なのにも関わらず、全くの暗闇(または火の光)でそこもまたリアルで面白い。
もう一つ驚いたものは、お歯黒を再現しているところだ。「あれ、歯が黒いぞ?」と一瞬戸惑ったが、逆にこの時代でもお歯黒があったのだと勉強になった。
以下は調べたものになるが、時代劇用のカツラは一切使わずに役者の髪を実際に散発しているらしい。また、スタジオセットは使わずに山奥くや再現施設を用いている。よく見ると周りに雪が降っていたり、役者の息が白かったり寒い中での撮影が多い気がする。そして、服装もリアルで貧乏人や身分により極端に汚い服を着ているのだ。
キャストは要潤と杏なのだが、主演は役者たちと言っていいほど引き込まれる演技と演出になっている。
私自身歴史を学ぶことは苦手だが、このドラマだけは娯楽の一環として勉強できるのでおすすめだ。
「この人たちが歴史の教科書に載ることはないでしょう。」というセリフで毎回感動する、つまり「名も無き人々」が大きな魅力になのだ。
気になったら見てください。
それでは。
今日のタイトル写真は、時間をさかのぼろう。ということです。