兄が地雷を踏んでくれた 4
口座の中身を抜かれた次の日に
警察に行って相談し、また次の日は私が相談する心のケアセンターに声をかけた。
前記事に書いたが、私が市役所に相談するつもりでいたのは心のケアセンターを通して「兄や親と疎遠になる」話であり、警察で言われた「兄の性格のかたよりや病気、障害?」の話ではない。
なので、私は市役所で何の相談をしたら良いのか?と混乱してしまい。頭の中を整理したかった
兄と疎遠になりたいのに、兄の相談とか真逆な話である。
担当の方はとにかく私の体調が優先であり、前回お会いした精神科の先生も「実家から離れた方が良い」と助言した経緯もあって市役所に相談するのは「私」の事だと話した。
そして、人によって違う判断というか見方をするのだなと知った。それは「高齢者虐待」について話した時の事。
ケアマネさんに今まで兄がしてきた行動は高齢者虐待にはあたらないのか、今まで事あるごとに聞いてきた。しかし、父が自分の意志で兄にお金を渡しているならばあたらないとの事だった。
父の意志と言われたら、私も何も言えなかった。
しかし、心のケアセンターの担当さんは違う考えだった。「お父さんは自分で渡したかも知れないけど、自らあげたくてあげた訳じゃないよね」と。父の年齡から正しく判断できない事もある。なので父の意志を否定はしたくないが「怪しい」感じはする。
更に、先日ケアマネさんと話して再度「高齢者虐待」にはあたらないか聞くと。兄が財産を勝手に使ったとて、それで今すぐ親達の生活が悪くならなければ該当しないような話をしていた。
電気、ガス水道などのライフラインに関わるところ。通院が出来ないとか。食べ物がないとか。
「そこまで追い込まれないと助けてもらえないの?(私の親が)」と思ったが。そもそも自分達が招いたところもあるので、相談する事自体がおかしいと言われるかもしれないけど。
例え親族間でも「罪」には変わらないと思うし今すぐ、困窮はないかも知れないけど突発的に何かあったらという不安が想像されるのに警察や福祉の対応ってゆるいものなのかな…
対応は良かった。こちらの話も否定せずにむしろ感情面で理解して頂いたと思う。
ケアマネさんも、「本来なら起こらないよう『予防』出来れば」とおっしゃっていた。
きっと、市役所には別ルートで話が行くだろう。
福祉側から、父の出来事を通して兄をどう扱うか。心のケアセンターからも私の負担を軽くするために、疎遠になるために。