兄が地雷を踏んでくれた 7
兄の件があってケアマネさんから連絡があり、珍しく小一時間も話しただろうか。
高齢者虐待の判断から
兄について、親について
お互い感情も込めて話していた。
それらを含めて、私には「えみゅーさん、大変ですよねぇ…」と同情を頂いた。
逆に、本来ケアマネさんの範疇じゃない部分にまでフォローしてもらっているこちらの方が申し訳なくなってくる。
だけど、私にはやっと行政につなげられるかも知れないと藁をつかむ思いなのだ。それこそ、兄の事は私が震災で被災して仮設住宅に入居していた時から社協には相談していた。あらかた10年もなるだろうか。それが一歩。父も既にデイサービスを使っていたし、話がどこかにつながって欲しかった。そんな思いで。
たらればになるけれど、早くから兄の暴力も金銭の事も問題があったのに何か改善へ動けていたら…また違ったんじゃないかな(良し悪しは置き)
ケアマネさんも親達が随分甘い考えでいた事に怒りを隠せないようだった。(特に母)
私には最後「一人じゃないって事を伝えたかった」そうで。相談して欲しいこと、話を理解してる人は沢山いることを話していたが、ここで私のネガティブな考えが発生してしまい、せっかくの話を素直に受け取れなかった。
口調からして、今後も親達の事に関わらせたい、関わることを前提に話しされてる様な気がしてしまった。あまりに読みすぎてしまった。
親に関わるなら、兄の事がクリアになって親達ももう少し私の話を受け入れてくれる様にならないと無理な話。今の状態で引き続き、変わらず関わっていたらいつか私が本気で壊れる。
あまりに、周りは自分都合で物を言う。
私も勝手なところはあるかも知れないけれど、、少しは相手の状況や心情を思う。
母は私の体調がどうとか、都合は後回しで用を足そうとする。周りがよく言うのは「仕事してないんだから親の面倒を見られないのはおかしい」的な話。
口には出さなくても、態度や行動で分かる。
そういってる間に、ケアマネさんから電話が来て父がインフルの予防接種を控えているからあれこれと書類を準備して欲しい、書いて欲しい、との事。「お願いできますか〜?」って、無理とは言わせない雰囲気が伝わってくる。こちらの事情も聞かない。
近々、口座のカードやら印鑑の手続きに行くのでついでにやれば一気に済むのだが、銀行には本人も連れて行かなきゃならない。となると、スムーズに行かない事もある。
実は今月、私も子ども達の事で動かなきゃならない。息子のヘッドギアを新調するために装具の会社とのやり取りもあるし、娘の成人式の前撮りもある。親の事と並行だ。誰が私のフォローしてくれる。
旦那が話を聞いてくれたりはするけれど、動くのは実質私だけだから…
早く、兄とは関わらない暮らしがしたい。
口座からお金がなくなる、という話から10日も過ぎましたが兄はまだ姿を現しません。
みんなそのまま、帰らないことを祈っています。