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其処に在りたいと想う場所(R70112)

自分の居場所について考えてみたことはある?

家?家族や友達のいる場所?学校?自然?賑わってる場所?美味しいお店?行きつけ?テーマパーク?アクティビティ?
それとも職場?いやそれだけはないか。

自分自身はどうなんだろうと考えてみてぼんやりと浮かんできたのは楽しいとか熱気とかそういったもの。ではそれが感じられる場所は?と掘り下げていくと思い当たるものは一つしかなくてやっぱりライブだった。気づけばライブレポばかりを書いていて、それくらいライブというものに魅力を感じ実際に足を運んでいる。

アリーナやホール、ライブハウスに向かう時の高揚感と実際に足を踏み入れる瞬間の期待感、開演とともに絡みついていたしがらみが消え失せていくような解放感、終演が与えてくれる爽快感と少しの寂寥感、それら全てが必要不可欠なもので重要な役割を担っている。

ライブはどんなに長くても3時間くらいで、対バンともなれば20分なんてこともザラにある。限られた時間の中に凝縮された想いを少しでも多く受け取るために集中するのは自分にとっては当たり前で全ての瞬間が特別。だらだらとぼんやりとふらふらとそんな時間は1秒たりともなくて、ステージから放たれる熱を、フロアから溢れ出る熱を、自らから湧き出る熱を爆発させる。その感覚がたまらなく好きでだからこそ居場所になり得る。

ほんの数日前に見たMAD MEDiCiNEの現体制最後のライブ。
別に結成当初から知っていたわけでもましてやどこかの期間で全通したわけでもそれこそ大した回数行けたわけでもなく、偶然知ってなんとなしにライブに行って、少し経ってようやくと馴染めたくらいで急に終わりが見えてしまって、そんな半端な奴にもこんなにも熱量を感じさせてくれる楽曲がパフォーマンスがメンバーの一人一人の魅力がマドメドを愛する人たちが最高に狂い咲いていた。

楽曲に惹かれてマドメドが好きになって、ライブが大好きだからこそフロアを支配するマドメドが余計好きになって、初めて聴いたきゅーちゃんの歌声に魅せられて、そんな時間も終わってしまったけれど最後を目の当たりにできただけでも幸せな終わり方。

5色のマドメドは終わってしまったけど、これから先もそれぞれの未来は続いていて、優しい緑の光はもう次の道を照らしてくれている。ゆっくりでも見失わないくらいに追っていきたいな。

次のライブはすぐそこ。全てが特別だからこそどんな時だって全力で楽しみたい。
居るべき場所なのだからそうすることが何よりの薬で治療法でしょ?

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