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ano TOUR 2024 追加公演「絶対聖域」ライブレポ(R61109)
豊洲PIT『ano TOUR 2024 追加公演「絶対聖域」』
以下記録。
【セットリスト】
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【雑感】
anoと言えばこれまでステージにあがるときはきらびやかな衣装を身に纏っていた印象が強かったが、今日はとてもシンプルであった。
1曲目は予想に反して『愛してる、なんてね。』
てっきり『デリート』から入るものと思っていたので不意打ちを食らった気分。
『社会の窓』『ンーィテンブセ』の後MCが入り、『デリート』から『AIDA』までお馴染みの曲が続く。お馴染みではあるのだが途中でアコギを挟んだりよりアーティストanoが見えてくる時間。
『涙くん、今日もおはようっ』では手を横に振って『普変』では縦に振る。
毎度のことながら『普変』は本当に心に刺さる。
ano×尾崎世界観は鉄板である。
『コミュ賞センセーション』から『許嫁っきゅん』までの流れはなんというか白いanoみたいな感じで、"あのちゃん"として世間で知られている存在がそこにいて、それでもたまにのシャウトの度にanoが顔を覗かせて、フロアを煽るanoがどっちのあのなのかわからなくもなっていて、本当はそんなことどうでもいいのかも知れなくて、とにかく必死にその場の熱気を乗りこなそうとしている自分がいた。
『YOU&愛Heaven』前のMCでanoがはっきりと見えてきたような気がして、曲が始まるとその姿は鮮明になった。Xに投稿された暗がりの部屋で歌う姿を思い出し、忙殺される日々の中でそれでも誰かが受け止めてくれると信じて作られたであろうこの曲を一瞬たりとも聞き逃したくはなくて、ただ真っ直ぐステージを見つめていた。
アンコールを待つ時間に聞こえたあのちゅーるの合唱が少ししんみりとした気分を和らげてくれる。
アンコールのMC。そこにはまごうことなきanoがいる。求められるものになるのではなくて、誰かのためでもなくて、やりたいことをできることをやって、その結果を受け止めてくれる人がいればそれでよくて、そんなどこまでもまっすぐで曲がりたくないanoの音楽でしか得ることのできない何かを確かに受け取る。
『絶絶絶絶対聖域』
anoは絶対なんてないといつかのライブで言っていたけど、今日が絶対であったことは間違いない。
ライブの度に次のライブでまた会おう、それまで生きていよう、そう呼び掛けてくれるanoはこれからも絶対で最強なのだから。
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