じんわり繋がり続けている男・末柄拓郎と久しぶりに会って思うこと。
よく考えたら知り合ったのは2015年だった。
最後に会ったのはコロナ禍に突入する前か。
つまりとてつもなく生対面はご無沙汰だった。
ちまちま連絡取りあってはいたけど、ほんとご無沙汰。
知り合った当初は特にがっつり話してはいないんだけど、
ワシは何となく役者として彼が好きであった。
いろいろあって動かずにいたのは知ってたけど、
別件でどうせ会うならなんか書こうかなと浮かんだ。
彼と絡むというお蔵入り企画が何本かあったのも理由の一つ。
久しぶりに会うなら彼の演技が観たいなと純粋に思った。
が、書いてる時間が取れないかなというほんとギリギリ状況。
だがしかし、早書きの異能は寝起きで「無」った。
当日に別件が済んでから、少しの時間で撮影った。
当日その場で渡して、覚えてもらって…である。
無茶振りである、もれなくほんとに被害者は山崎正悟である。
彼は普段の状態でもクソおもしろいんだけど、
マジで「愛いやつ!」とか思うんだけど、
「演技するの久しぶり」と言いつつ、頭いいなぁとしみじみした。
この頭いいなぁっていうのにはいろんな意味があるけどな!
ワシの作風というか、作ってるの観てたりする分、
予備知識というか、そういう前提はあるんだけど、
それ抜きにしてもやはり彼は独特の理解と言うか、物差しあるねん。
だからざっくり説明でわかってくれたりね。
そもそもワシは自分の物差し持ってる役者が好きなわけ。
しかも偏ってるわけではなく、固執してるわけでもなく、
自由というわけでもないんだが、なんか真面目というか、
ブランクあると言いつつも、根底に沁みついてるものがおもしろい。
ほんと話早いもん。
そんな末柄拓郎が山崎正悟とどう絡むのかも知りたかった。
その為の、そういう台本だった。
よくある風景の話と言えばそうなんだけども、
よくある風景だからこそ、やってみたかったのだった。
もれなく変な二人組み合わせ(笑)
それは主に飲んでる時だったけどさ、それはそれ、これはこれ。
思わずケラケラ笑ってしまった。
ほんといろんな意味でうまいよなぁと。
タジタジな山崎正悟だったけど、それもちょっと久々な面が見れた。
やっぱりね、完全な形で彼に書きたいなという欲があるなと。
映像ではなく、生の舞台で、
彼のいろんな顔というか、引き出し全開を観たいなと思う。
化学反応とは言わないけどさ、
ちゃんと持ってる、意識してる役者さんは空気を作れるねん。
その空気を互いに引き出せるねん。
そういうのがないと意味ないよね。
衰えてないやん。
逆になんか違うもん増えてるやん。
彼自身がこれからどうじわじわ動いていくか不明だけど、
久々になんか刺激というかはワシ的に感じててさ、
やっぱり精力的に動いて欲しいよね、ほんと純粋に。
いつでもどこでも彼には書くわ!と改めて思ったさ。
そんなオチである。
ケッケッケッケッ!
ま、真のオチはだな、
寝起きで1時間かからず書いたワシの脳みそおかしい!である(笑)