ウォーキング・スタッフ プロデュース公演/デヴィッド・ウィリアムソンズ「ザ・クラブ」の幕が上がるまでまもなく!
制作として関わらせていただいた最初が2018年の公演から。
それから自分の諸事情で現場引退しつつも、
変わらず何かしらで関わらせていただいてるウォーキング・スタッフ。
昨年もオーストラリア戯曲でしたが、今回もオーストラリア戯曲。
個人的に翻訳劇というのは難しいと思っているし、
演出家も出演者も格闘せざるおえない代物だととても思う。
書かれた時代もそうだし、国が違うことで発生している背景が異なる。
異なるところに翻訳と、それを生きた言葉にする為の準備が必要。
その為にいろいろな壁というか、段階があって、
それを演出の和田憲明さんはシンプルに、
でも細かく出演者さんらと向き合っているといつも思う。
それは翻訳劇に関してだけではないけれど、
舞台上で生きるというのは簡単で、でも難しいことに挑戦し続けている。
David Williamson’s
THE CLUB
2023年4月13日(木)~4月20日(木) シアター711
【脚本】デヴィッド・ウィリアムソン
【演出】和田憲明
【訳者】佐和田敬司
【キャスト】
中西良太
石田佳央
池下重大
井上一馬
大平祐輝
久保田康祐
■公演日程・全10ステージ
4/13(木)…19時
4/14(金)…19時
4/15(土)…14時/18時
4/16(日)…14時
4/17(月)…19時
4/18(火)…14時/19時
4/19(水)…19時
4/20(木)…14時
■チケット料金(全席指定・税込)
一般 4,500 円(前売・当日共)/U-25 2,500 円
※ U-25要年齢証明書(ウォーキング・スタッフの HP からの販売のみ)
※チケットのお買い求めは公式HPから
※購入に際しての注意事項もございますのでご確認を。
正直、このチケット価格でこのメンバーというのはお得どころではない。
いろいろとチケット高騰が騒がれている中、
この価格でチケット販売をしている時点で意気込みが違うと感じる。
単純に自分が古い側の人間なのもあるけれど、
さらに年上である方々がきちんとしたクオリティに仕上げて、
劇場でお客さんに見せようという真摯な、
まっとうな姿勢というものに対して敬意しかない。
チケット、まだ残席あるのでぜひ。
たまにお勧めの劇団や公演に関して聞かれることがあるけれど、
そういうって好き好き、好みが分かれることなので、
聞かれると困ること多々で、
かといってあちこち観劇に…という、
気軽に行ける値段でもなくなってしまっていて、しかもハズレがある。
そういう意味では、
好みは分かれるかもしれないけれど、観に行って損はないと思う作品。
芝居好きなら、観劇歴の1つに入れておいて損はない。
特に今回の出演者は全員、男性。
比較的男性だけの場合が多いような気もするが、
今回の出演者で何が起こるかが予測不可、化学反応が期待値上がる。
キャスティングも丁寧にしているし、
こういうことが出来るのがすごいところだと思う。
もう来週には幕上がるけれど、
ご都合つくならシアター711まで足を運んでみてはいかが?
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