ファンダメンタル分析 5月29日
〇 来週の政策金利発表
なし
〇 休日
29日 月曜日 アメリカ
2日 木曜日 イギリス
3日 金曜日 イギリス 中国
〇 注目指標
31日 火曜日 10:30 中国 製造業PMI
31日 火曜日 18:00 ユーロ 消費者物価指数
01日 水曜日 23:00 アメリカ ISM製造業景況指数05月
02日 木曜日 21:30 アメリカ 新規失業申請件数
03日 金曜日 21:30 アメリカ 雇用統計05月
◎ 通貨強弱予想
ドルは今週の指標後の動きをみると、やはりメインテーマが変化しているのがわかります。
今までは米株式や通貨金利差や実質金利(金利からインフレ率を引いたもの)、債券金利などに反応して動いてきました。
先週にも書きましたが、世界経済のリセションリスクが注目されているようです。
金融引き締めによる景気悪化がどれだけ経済に悪影響を及ぼすのかが、織り込まれています。
今後は住宅建設件数や家計のクレジット使用率やローン残高などが注目されてくるかもしれません。
ドルインデックスでは①のサポートを今週突破して、レジサポ転換して安値を更新しました。
この形をみて今週は、割と安心してドル売りをかける事が出来ました。
来週も下落基調は続くでしょうが、日足の上昇トレンドラインが近づいてきましたので、少しもめる局面もあるかもしれません。
米10年債の利率チャートも1時間足では安値でレンジを組んでいますので、どちらに抜けるか注目です。
● 円
円のファンダメンタルのスタンスは変わらず売り方向です。
今週も金融政策に変更がないという発言に終始しています。
ただ、ドル円やクロス円は現在円高方向に進んできます。
これは急激な上げに対する調整と、米10年債券利率の低下による金利差トレードの反転が考えられます。
今は景気後退リスクにより債券が買われ金利がさがってきていますが、どこかの段階では、また3%を目指して上昇すると思っています。
直近の段階では動きが不安定なので、円からみの取引は少し距離を置いた方がいいかもしれません。
● ユーロ
ユーロは地政学的リスクの観点から、売り込まれていましたが今週も大きく上昇しました。
利上げ方向に金融政策を方針転換しましたが、アメリカとの金利格差や経済格差、さらにウクライナリスクにより上昇が抑えられている状況でしたので、ドルが弱くなった時点での上昇は想定内でしょうか。
先々週の月足チャートで重要なサポートからの反転を確認できましたが、今週は4時間足チャートで節目のレジスタンス①でレジサポ転換をしています。
先週書いた通り、①の戻り高値抜けで買いを継続しています。
日足の下落トレンドラインがかなり近くなってきているので、一旦下落する場面もありそうです。
基本は上目線になります。
● 豪ドル
今週はニュージーランドの金融政策発表がありました。
利上げ自体は事前予想の範囲内でしたが、金利誘導目標が上方修正され、タカ派的な意見もあったことから、サプライズとなりニュージーランドドルは上昇し、AUD/NZDは下落しました。
通貨強弱では年初から米ドルに次いで強かった豪ドルですが、利上げの織り込みもかなり進んできたため、調整に入っているようです。
今は米株との連動率が高いため、米株高なら様子見、米株安ならAUD/USDの売りを狙うのが堅実そうです。
6月7日の火曜日にはオーストラリアの金融政策発表があるので、それまで思惑で上下しそうです。
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