週足分析 ドルインデックス 2月12日
ドルインデックスで来週のドルの動きを想定しましょう!
〇 週足
週足は下ヒゲ陽線で引けました。
先週の大陰線に対して、はらみ足で引けています。
安値を更新できずに、反発した形です。
はらみ足は相場の迷いを表しています。
とくに今週は先週や先々週と違い値幅も小さく、方向性に迷っている印象があります。
〇 週足チャート
青① ダブルボトムの決済位置
青② 親波戻り高値
青③ ダブルボトムネックライン
赤① 上昇トレンドライン
先週の大きな下落から軟調な展開を予想していましたが、今週は小動きに終始しました。
しかし赤①のトレンドラインはしっかりと意識されており、下ヒゲを出してラインブレイクを否定しています。
しかし上昇に力強さがなく、エリオット5波動が完成したようにも見えるので、方向性ははっきりとしません。
〇 4時間足チャート
今週は週明けに下値を探りましたが、週足20MAで反発してきました。
直近では週足20MA(赤いMA)上で3度反発しており、特に直近ではダブルボトムからの反発になります。
まだ親波の戻り高値を上抜いてはいないのですが、上方向に力を感じます。
ダブルボトムの底を割れるまでは、上目線でかまわないと思います。
〇 1時間足チャート
今週は週前半はもみ合いに終始し、小動きになりました。
FRBのインフレ対策の進行具合を図ろうと木曜日の指標”米国の1月消費者物価指数”が大きく注目されており、その結果を待っている投資家が多かったようです。
消費者物価指数(CPI)はインフレ指標として働きます。
結果は予想より良い結果となり、最初はドル高に働きましたが、高値を更新した後はドル安に大きく切り返しました。
ですが、債券金利が上昇し株式が下落するとリスク資産が売られ始め、結局ドル高に再度切り返しました。
なんとも慌ただしい一日で、チャートでもその混乱度がわかります。
そして、金曜日のニューヨークタイムにロシアのウクライナ侵攻のニュースが広まると、ユーロやオセアニアなどが売られ円やドルが買われました。
今週は、この2つの情報に振り回される週でした。
週後半からかなり大きく動いてきたのですが、上下に大きく振れただけなので、週間の値動き自体は小さなものになりました。
ニュースで動いた相場ですので、来週はニュースの続報によって大きく左右されそうです。