ファンダメンタル分析 4月4日の週
〇 火曜日 13時30分 豪中銀 政策金利発表
豪中銀の政策金利発表が火曜日の13時30分にあります。
中銀自体は利上げには慎重な姿勢ですが、直近の経済指標がインフレの傾向を表しており、利上げ期待の織り込みがすでに進んでいるようです。
実際に利上げしなくとも、今後の利上げ示唆などがあった場合は、豪ドルが買われる可能性があります。
反対に利上げに慎重な姿勢継続なら、織り込みが進んだ分豪ドルは下落しそうです。
〇 木曜日 03時00分 FOMC議事録
毎回、注目度が高い指標ですが次回のFOMCでの利上げ期待度を計るバロメーターになりそうです。
米ドルや株、債券などに影響がでそうです。
〇 ウクライナ情勢
以前ほど、反応がなくなってきていますが、ポジティブなニュースが出た場合はユーロの買いが進みそうです。
またEUR/AUDなど、地政学的にユーロの反対売買がされていたオセアニア通貨(特に豪ドル)には売りが出そうです。
反対にネガティブなニュースが出た場合は、ユーロ売り、ドル買いが進みそうです。
〇 スタフグレーションリスク
急なインフレ進行やエネルギー価格の高騰、食品や原材料の不足により世界的な景気減速がニュースになりやすくなっています。
こうした不安要素は株価や投資家の判断に影響を与えそうです。
基本は株安、ドル高、金高、原油高などに結び付きそうです。
リスクアセットである豪ドルや地政学リスクの高いユーロ、イギリスなどの通貨安にも影響しそうです。
◎ 基本方針
直近では急激な円安から、先週は急激な調整があり、円が動きやすくなっています。
チャートの形状から1時間足では、上に行きそうな形になってきました。
三尊の下落を否定して、上にトレンドをつけました。
一見、三尊のダマシが成立しているようにも見えます。
高値を更新してくるなら、急激な上昇も見込めるかたちです。
ただし1時間足の三尊は不安定なことも多く、チャートの形状だけで買っていくのは不安が大きいです。
買うなら高値更新を確認してからでも、遅くはなさそうです。
オレンジのラインを割ってくるようなら、もう一度大きな調整になりそうなので、反対に積極的に売っていく予定です。
米株式市場も直近は下落の動きですが、長期足ではまだ上昇を見込めそうです。
ダウも下落チャネルを上抜いて力強い動きを見せています。
米株が堅調な上昇を見込めるなら、ユーロや豪ドルの買いを狙っていきたいです。
相手の通貨は、状況によってドルが円を選択します。
円の調整が終わっているようなら、円を選択したいですね。
ただし、豪ドルは火曜日に指標があるのと、ウクライナ紛争のポジティブニュースが入ったときに不安定な動きをする可能性があります。
その場合は、中期でEUR/AUDなどの買いを検討したいです。
ドルインデックスは、4時間足で上昇トレンド中に並行レンジを作っています。
トレンドラインとレンジ下限で反発しているため、目線は上方向になりそうです。
レンジ下限とトレンドラインを割り込むまでは、ドル高方向に見ています。
※情報は常に更新され、予想外のニュースや新しいイベントが発生することがありますので、ロイターやブルームバーグ、ツイッターなどで最新の情報をもってトレードにあたります。
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