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週足分析 ドルインデックス 2月26日

ドルインデックスで来週のドルの動きを想定しましょう!

〇 週足

週足は上ヒゲの目立つ陽線でした。


強いリスクオフで一旦は直近の高値を超えてきますが、週末にかけてドル売りに押されて、目立つ上ヒゲを残しました。

上ヒゲの長さは本体の半分以上あり、上下動が大きかった分だけ目立ちます。

直近の週足でも、これほど大きなヒゲは確認できず、下押しの圧力の強さを感じます。


〇 週足チャート

青①  ダブルボトムの決済位置
青②  親波戻り高値
青③  ダブルボトムネックライン
赤①  上昇トレンドライン

今週は青①の高値を超えてきましたが、週末にかけて押し戻されています。

赤①のトレンドラインは割り込んでいませんので、こ目線は上方向になります。

しかし、今週は値幅が動いた分だけ、上ヒゲの長さが気になります。

来週はトレンドライン割れの攻防になると思われます。


〇 4時間足チャート

週明けは揉みあいになりましたが、ロシアのウクライナ侵攻のヘッドラインをきっかけにリスクオフが進み、ドル買いが優勢になりました。

この数年はなりを潜めていた”戦時のドル買い”が復活したようです、

先週書いていたダブルボトムのネックラインからの反発がきれいに作用した形になりました

しかし、高値を抜けきらず急速に戻してきました。

今のところ、上昇トレンドは維持していますが、エリオット波動的には第4波目にあたり、上値を試しても一旦は下落しそうな形です。


〇 1時間足チャート

※黄色(東京)、水色(ロンドン)、赤(ニューヨーク) 赤の矢印はNYタイムの動き

今週はロシアのウクライナ侵攻のニュースに振り回される一週間でした。

先週からニュースのヘッドラインに踊らされる動きが続いています。

木曜日にウクライナ侵攻のニュースが出ると、リスクオフが進み、ドルが大きく買われました。

ですが上昇のピークは短く、オセアニア通貨などを中心に週末にかけて買い戻されています。

格言では”戦争は買い”(事が起こるまではリスクアセットは売られ、いざ始まると買いもどされる)と言いますが、まさにその通りになった形です。

ただ今回の紛争は政治的経済的民族的にかなり複雑な背景を持っていますので、このまま終わるとは思えません。

来週も、ニュースに振り回される一週間になるかもしれません。

週末のニューヨークの動きから、週明けからは下値を探る展開が予想されます。





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