ファンダメンタル分析 5月1日
〇 来週の政策金利発表
03日 火曜日 13:30 オーストラリア 中銀政策金利5月
05日 木曜日 03:00 アメリカ FRB政策金利(FOMC)
05日 木曜日 20:00 イギリス 英中銀政策金利
〇 注目指標
02日 月曜日 23:00 アメリカ ISM製造業景況指数04月
04日 水曜日 21:15 アメリカ ADP雇用統計04月
04日 水曜日 23:00 アメリカ ISM非製造業景況指数04月
06日 金曜日 21:30 アメリカ 雇用統計04月
〇 休日
月曜日 イギリス 中国
火曜日 日本 中国
水曜日 日本 中国
木曜日 日本
日本はゴールデンウィークに中国はメイデーの連休に入ります。
◎ 通貨強弱予想
先週の米ドルはかなり強含みました。
週足の陽線の大きさを見てもらえばわかりますが、かなりの長大陽線です。
ただ、週足では前回高値をクリアして、金曜日に調整しています。
ドルは次回FOMCの利上げ期待とともに上昇してきました。
これまで、0.5bpsの利上げは織り込まれていましたが、今週は0.75bpsの織り込みがかなり進んでいます。
今年に入って円安、ドル高はそれぞれが単独で急伸しました。
週末の調整も、単独では大きいのですが、週足では少しのヒゲが見える程度です。
FOMCまでには織り込みが完了してドルが調整下落すると予想していましたが、変更はありません。
チャートが上昇トレンドをつけているので、安易な売りはできませんが、週足でも目標を達成しており、揉みあいか下目線でチャートを観察してみたいと思っています。
これは積極的なドル売りを目指すのではなく、きちんと手順を踏んで買いを選択するとしても、高値の可能性を考えるということです。
流れが変わるとすると、週明けの月曜日か、FOMCの発表直後の動きでしょう。
もし0.75bpsの利上げが発表され直後にドル高になっても、急落を想定してトレードしたいと思います。
● 円
先週はドル円は131円台まで急伸しました。
みんなが言っているように、中銀の方向性が変わらない限り円安は変わらないと考えています。
ただ、現在のドル円はドル高と円安が両方進むことによって、急激な上昇になりました。
もしもドルが調整するならば、円の調整も入ると思います。
特に今週は株価の下落時に円が買われました。
これは避難通貨として働いたのではなく、低金利の調達通貨として株安時に買われたのだと思っています。
これだけの急騰のあとですので、チャートで見ても調整幅が少なすぎます。
円は積極的には買えませんが、5月からは買っておけば儲かる流れは変わっていくと予想しています。
● ユーロ
今週はドル高とともに下値を探っていたユーロですが、反発の兆候が見えてきました。
チャート上で下落トレンドをつけていますが、週足では節目の1.046付近から日足で陽線をつけています。
これだけでは、買いの根拠には乏しいのですが、ドルの週足チャートが節目の天井をつけたのとタイミングを同じくしていますので、反発は積極的に買っていきたいと思います。
ユーロも7月利上げの可能性がありますし、ここからの反発は十分あり得ます。
ただし週足チャートレベルでの反発は誤差も大きく、買うとするとあくまでもスイング用のコアポジションとして低ロットで仕込んでいく感じです。
下落トレンド中に慌てて買ってもよいことはないので、短期トレードは見送る方向で、長期での仕込みを考えたい通貨です。
● 豪ドル
豪ドルは先週のCPIの指標を受けて、5月利上げの織り込みが進み大きく買われました。
5月3日には豪中銀の政策金利発表があります。
前後にはかなりの思惑入りの売り買いがあると思います。
オーストラリアは他の国と比べて利上げに消極的でした。
そのために去年後半は売られてきましたが、今年に入ってからは利上げ期待から大きく上昇してきます。
地政学リスクや資源高などの要因も重なり、連動率の高かった米株式が下落しても大きく買われています。
もしも政策金利が現状維持になり下落したとしたら、落ちたところでしっかりとスイングの買いをいれていきたいと思います。
豪ドルの利上げの織り込みが完了するまでは、上目線でいたい通貨です。
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