ファンダメンタル分析 4月23日
〇 来週の政策金利発表
28日 木曜日 時間未定(昼過ぎ?) 日本 日銀政策金利
〇 注目指標
28日 木曜日 21:30 アメリカ 実質GDP(速報値)
〇 休日
月曜日 オセアニア地域
金曜日 日本
日本は今週末からゴールデンウィークに、中国はメイデーの連休に入ります。
◎通貨強弱予想
先週の米ドルはかなり強含みました。
週中にかなり強烈な下押しがあり、直近のトレンドラインを割ってきましたが、週末にかけて大きく反発して週を終えています。
米国の利上げ予想は来月より3回連続0.5bpsがほぼ織り込まれており、これ以上の織り込みはないところまで来ています。
トレンドが崩れていないため、売りから入る選択肢はないですが、再来週のFOMCまでにはドル高が崩れてくると予想しています。
過去のアノマリーを見てみても、アメリカが利上げしてから一か月程度でドル高は利上げの織り込みを終えて、反落しています。
米債10年の利回りは3%近くにまで上昇しており、利回りのチャートとドルインデックスの相関性はかなり高い位置にいます。
いずれ3%を超え、バイイングクライマックスを迎えると思いますが、それまでは買い目線でいる必要があります。
どちらにしても、再来週のFOMCに向けての思惑で為替は大きく変動しそうです。
● 円
ドル円130円の節目を前に、さすがに円の買い戻しがはいってきています。
ただ、どの専門家も言っているように中銀の政策の方向性が変更されない限りは円が売られる構図は変わらなさそうです、
今週は木曜日に日本の金融政策決定会合があり、ここにきて急に注目を集めてきています。
水曜日辺りから、思惑で円が動きそうです。
ここでの発言で円安を牽制したとしても、政策変更を示唆しなければ基本的にドル円はただの押し目になるとみています。
安易な円買いはやめておいた方が無難です。
● ユーロ
4月24日の日曜日に、フランス大統領選挙があります。
ニュースで聞く限りは、ほぼマクロンさんで決まりだとは思いますが、ルペン氏の当選も可能性は残っています。
もし、ルペンさんが当選するようなことになれば、ユーロは週明けから窓を開けて売られることになりそうです。
ユーロは対ドルで週前半に上昇して、節目の1.1187のライン突破を目指しましたが先週高値付近で粘ることができずに、押し返されています。
ただし、金曜日の強烈なドル買いでオセアニア通貨やポンドがサポートを突破して下落していくのに対して、ユーロは粘りを見せて、1.08付近でサポートを割らずに堪えています。
現状は買いも売りも難しい通貨ですが、基本路線は買い方向で見ています。
ただし、底を割って下落していく可能性も十分あるため、4時間足チャートなら1.09350のライン、日足なら1.1187のラインは実体で超えてこないと、買いは難しそうです。
● 豪ドル
豪ドルも米ドル高の動きを受けて、週末に大きな調整となりました。
豪ドルは地政学リスク、コモディティーの上昇、利上げ期待などの要因でここ数か月非常に強含んできました。
その調整が入った形です。
週前半に節目の0.74652の突破を目指して上昇しましたが、突破することができずにレジサポ転換が確定しました。
赤の日足の上昇トレンドラインや月足20MAなどもほぼ抵抗なく突破しており週足では長大陰線が出来上がりました。
押し安値はまだ抜けていないのですが、短期的な目線は下方向になりそうです。
買い方向に考えていた通貨ですが、反転のサインが確認できるまでは買いで入るのは危険そうです。
現在の為替相場は円の方向性や米ドル(債券利率)などの要因で大きく動いており、その意味では来週の日銀の会合、そして再来週のFOMCが大きな焦点になっています。
まだまだボラの大きな相場が続きそうです。
※情報は常に更新され、予想外のニュースや新しいイベントが発生することがありますので、ロイターやブルームバーグ、ツイッターなどで最新の情報をもってトレードにあたります。
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