言語の土台作り、初めの1歩はここから
皆さんはどのくらい日本語を使いこなしていますか?
生まれてから数十年。
誰かとコミュニケーションしたり、読んだり書いたりと、不自由なく母国語である日本語を使っているかと思います。
言語っていつから学びはじめたのでしょうか?
それは生まれるよりもずーっと前。
お腹の中にいる胎児の頃から、言語習得のための土台作りをはじめます。
聴覚の発達は妊娠4〜5週頃から始まり、30週前後にはお腹の外の音、人の話し声も聞こえるようになってくるそうです。
言語習得のために育てたい力
英語を習得するには、英語耳や英語脳を育てるといいよと聞いたことがあると思いますが、
これどうやって育てるの?
と考えた時に、キーポイントになってくるのが”音”です。
しっかりとした土台を作り上げるには、
『音の認識能力』
『文字の認識』
『音と文字の対応』
の3つの部分を育てる必要があります。
そのなかでも時間をかけてじっくり育てたいのは『音の認識能力』です。
■音の認識能力とは
音の認識能力って聞いたことありましたか?
音の認識能力とは…
単語を構成している音の仕組み(数・パターンなど) を聞き取り・操作することができる能力のこと
STEAM教育に関連して空間認識能力(物の大きさや位置関係を判断する能力)という言葉は耳にしたことがありましたが、音の認識能力について知る機会は今までありませんでした。
この”音の認識能力”は、文字を読む(書く)ためには必要不可欠な能力で、日本語(母国語)の場合は自然と身につきますが、英語などの外国語はトレーニングが必要になってきます。(意識して触れる時間を多くとる必要があります)
■読み書きができる
では、『読み書きができる』とはどのような状態なのでしょうか。
『読み』『書き』は、言葉に興味を持ってたくさん触れればいつの間にかできるようになる!くらいにしか思っていなかったのですが、ここにもちゃんと習得の順序があります。
私が面白いなぁと感じたのところは、こなす課題は同じだけれどその順序が違うというところ。
そして、”音”は文字と意味をつなげる大事な役割を担っているということが分かりました。
■結びついて築き上がっていく土台
読み書きの土台には、「音」と「文字」、つまり音の認識と文字の認識、そしてそのつながり(音と文字の対応)が必要です。
豊かな土台には単語(語彙)がたくさんあり、そこから組み合わさって文が作られる仕組みを知り、内容が理解できようになってくると、自由に言語を扱うことができるようになります。
これまで意識していなかった”音”が、これほど大事だなんて思いませんでした。
音と文字の結びつけの作業が難しいから、掛け流しだけでは言語を習得するのが難しいという理由もなんとなくですが知ることができたことが大きな収穫です。
まずは音にたくさん触れることを目標に、音を意識した遊びを通したいと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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