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クリスマス準備期間~アドヴェント~

クリスマスの時期になると『アドヴェント(Advent)』って言葉を耳にしたことありませんか?
アドヴェントはラテン語の「Adventus(アドベントゥス)」が語源といわれています。
どちらも、「来臨」という意味があり、「キリストが生まれた(この世に現れた)日を待ち望む」という意味があります。

日本語では「待降節(たいこうせつ)」「降臨節(こうりんせつ)」「待誕節(たいたんせつ)」とも言います。


もともとは洗礼を予定している信者の、断食や懺悔のための期間だったそうです。(”キリストの誕生=1年の始まり”だったので、年末の大晦日的な期間)
それが今ではキリストの誕生を待ち望む、クリスマスまでの準備期間にか変わっていきました。



アドヴェントはいつから?

アドヴェントカレンダーみたいに、12月1日からだと思っていましたが、アドヴェントの期間は毎年変わります。

11月30日に最も近い日曜日から12月24日までの4週間

という数え方をします。


だから2023年は12月3日(日)から24日まで
※2022年は長めの11月27日から始まりました。



アドヴェントの楽しみ方

■アドベントクランツ

アドベントクラウンやアドヴェントリースとも言ったりします。
こちらは、常緑樹のリースにキャンドルを灯して、クリスマスまでの期間を数えるもの。ちゃんと灯すキャンドルにも意味があります。

1週目・・・『希望』 預言者のキャンドル
2週目・・・『平和』 天使のキャンドル
3週目・・・『喜び』 羊飼いのキャンドル
4週目・・・『  愛 』 ベツレヘムのキャンドル
5週目・・・『キリストのキャンドル』
     (クリスマス当日に灯すキャンドル)

クリスマスまで、毎週日曜日に灯していく。


長女の通う幼稚園はキリスト教なので玄関にはアドヴェントクランツが飾ってあり、私は写真でしか見たことがなかったので、こうやってキャンドルに意味があることなんて知りませんでした。


■アドヴェントカレンダー

今では当たり前のようにクリスマスグッズとして店頭に並ぶ、アドヴェントカレンダー。もともとは、アドベントクランツが紙に変わったもので
、19世紀初めのドイツから世界に広まったと言われています。

こちらは12月1日から24日までの期間ですが、毎年変わるアドヴェントの期間に対応して、今の形になったそうです。


■クリスマスツリー

常緑樹が使われるツリーは、古くから「永遠の象徴」を表しています。
旧約聖書で有名な、アダムとイブのお話をご存じですか?
クリスマスツリーはそこに出てくる「禁断の実」が成っていた木という説もあるそうです。

図:オーナメントは禁断の実を表しているんだって

クリスマスツリーの飾りにもちゃんと意味があるんです。

ツリーの頂点に飾られる星
 
キリストの降誕を知らせた「ベツレヘムの星」
丸いオーナメント
 
アダムとイブが食べた「禁断の果実」
松ぼっくり
 聖母マリアを助けたモミの木
ベル
 キリスト誕生を知らせる鐘
杖型の飾り(Candy Cane)
 羊飼いの持つ杖
クリスマスリース
 神に永遠の愛と命を願う
イルミネーション
 
この世を照らす光


■クリスマスリース

クリスマスツリーは宗教的な意味合いが強いのに対して、クリスマスリースは家族の幸せや厄除けと言ったら意味が込められています。

⚫︎永遠 
リースは輪の型は「終りも始まりもない」という意味があり、家族がずっと幸せに暮せるようにと願いを込めて飾る。

⚫︎豊作、祈願
christmas時間の冬でも緑の葉を茂らせる常緑樹。農作物の「豊穣」を意味し、 赤いヒイラギや実、小さいりんごが「太陽」、松ぼっくりが「生命力」を表す。

⚫︎魔除け
常緑樹は生命力を表し、悪いものから身を守ってくれたり、ハーブ等香りは殺菌作用がある。


■クリスマスカラー

クリスマスを彩るキャンドルやオーナメントなどの飾りには、『赤』『白』『金』が一般的だそうが、それぞれの色にも、ちゃんと意味があります。

『緑』・・・「永遠の命」「力強さ」
『赤』・・・キリストの「血」
『白』・・・「純潔」「純白」
『金』・・・暗闇を照らす「光」



いかがでしたか?
クリスマスの飾りって、今まで何も考えずに飾っていましたが、いろんな意味が込められているの知ると、日本のクリスマスとの違いがより大きく感じました。
今日から始まる、アドヴェントの期間を楽しんでくださいね!


最後まで読んでくれてありがとうございました。



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