環境塾_8th in 東大
ちとハマってる怪獣8号
川越で運営してる株式会社80%
そして、8th 環境塾で得たキーワード
「8号目」
何かと「8」が気になる日々ですが、
ちょっとてっぺん過ぎないの、諸々分岐点かもネ。
今日のスタジオ課題はエスキース。
いつもの教室に行ったらどなたもおられなかったので、
オンライン聴講させてもらおうと思ったのだが、、、
あーた
しっかりこの時間も有効にライノとかCSとかGHとか
頑張って覚えなさいよ、、、
という心の声が聞こえたので
学食喰らいながら環境塾時間まで集中を決める。
んで
実は今日
とっても楽しみにしている回でして。。。
講師の方と、
人生のどこかでお会いできたら嬉しいなーーーー、なんて思ってて
それが今回の環境塾の場だった!!(マジありがたし!😭)
自分の中での一つのエポック!最高や!
と、工学部棟前の留学生緑道で一人盛り上がる(遅刻すなヨっ)
どんな話が聞けるのか!? と、教室に入ると
広角カメラがお出迎え、教室も日々進化し続ける。
本日の流れ
1 構造塾スタッフかつ環境塾生 高中さんによる環境塾ダイジェストレポ
2 新建新聞社の三浦祐成社長による最新・先進業界情報
3 環境塾側による感想・意見交換
4 前先生による三浦社長からの質疑に対する回答
5 講師神長さんによる実測事例レポ
高中さんのレポートが始まった。
構造塾を始め、日々、激務をこなされている実務者・構造アドバイザーで
その中でこのようなダイジェストを作成していてくださったり、
標準プランを土居さんとまとめてくださっていたり、
本当に頭が下がります。いつもいつもありがとうございます!
レポートを聞きながら、そんなに経っていない期間に
いくつもの知らなかった技術や実態を
インプットし続けている貴重な時間であると、思う。
この中の一気に全てはキャパオーバーとて
実務に活かせる内容はどんどん活かしていこうと触っていく。
東大という場がそうであったように
教えて頂いている数々の技術も神々しいものではなく
きっとミライの僕らの建築環境を
良きものに向けるツールであると信じて。
続いて、
新建新聞社、三浦社長のレポート。
「実は、アーキテクトビルダーは、造語なんです」
どこか力が抜けたような、
それでいて言葉の力が強い独特の語り口、
事前に膨大な資料と共に
近号特集や内容のご紹介をしてくださる。
まずは災害を機に
耐震等級3を標準化されたパワービルダーお二人との対談記事から
話しの合間に笑い声がこぼれる。
現場事例の話を聞いていると、
どこか自分のフィールドと重なってくる場面も多くある。
取材記事の中で三浦さんが思う標準的な事例も挙げられた。
「こういったのもたま〜にやるんですが、
各工務店さんにアンケートをとるんですね・・・」
「・・・僕も1時間、話してて疲れてきちゃって・・・(笑)」
教室(爆笑)
「換気方式とかについて皆さんの意見も聞きたいですねー」
一方向的ではない柔らかい三浦社長。
最後に
木造住宅リノベ事例のご紹介を頂く。
性能向上リノベ。
コスパが良いし、この値段でこの性能が手に入るメリットがある。
ここで、
雑誌取材記事の神長さん事例をご紹介しつつ、
三浦社長の講義が終わる。
ひたすら情報満載でございます。
三浦さん、ありがとうございました!!!
そして、
ノールック並みチェストパスが渡った神長さんによるご説明。
画面に映されたご紹介頂く2物件、
二世帯住宅と、お二人暮らしの住宅。
敷地や建物規模の違いはあれど
全く同じエアコン、全く同じダクト循環のファンの個数で
ほぼ同じような温熱環境を実現されている。
更に、
70坪くらいまでは間取り関係なく、全て同じ温度、同じ絶対湿度、
お客さんがエアコンの設定温度を変えるだけで実現できる点が特徴。
湿度変える時もエアコンの温度・風量で調整できる、と。
機械の耐久年数とか考えると、
どうなんだろうっていう葛藤もあるが・・・とのことで、
KAMI式は確立され、現場毎に進化し続けている。
全国各地の尊敬する建築武将の皆々さんも
それぞれが、それぞれの「手法」「仕様」「研究」で闘い
「経験」と「結果」から更なる修練を積まれているのでしょう。
そこに加わってくるのが「言葉」だと思う。
カジュアル断熱
マイルド断熱
新しい言葉をどんどん耳にする。
「言葉」は時を超える。
人の心にも残ったりする。
良いものは残り、
そうでないものは淘汰される。
あー、そう考えると、貴重な2年や。
僕も、
僕らも、続かんと。。。
3 環境塾側による感想・意見交換 → 割愛!
みなさん、それぞれじっくりとご意見・感想を述べられました。
4 前先生による三浦社長からの質疑に対する回答や、感想
8号目基準ってこんなぐらい?
カジュアル断熱<マイルド断熱
日本海側ならではの特性
軒庇、雨仕舞い、夏の直達日射<天空日射
地中熱ヒートポンプ、極めて難しい問題、
生まれた経緯と現在はどんな感じで使用されているか、
給湯用、暖房用で給湯用は空気式へ、
地域によって、地下水位によって変化する地中熱、
出して入れるの熱バランスを考えていないとうまくいかない
WUFIにはむちゃくちゃ興味あるが、
研究室ではアメリカのEnergyPlusを使用してシミュレーションしている
けど湿気は取れないので、
誰か環境塾の人、WUFIをやってくれないかな・・・笑
すごい大変そうで、全物件ではなく、地域仕様等でやっても良いかな
熱交換換気について、
潜熱負荷を計算するために作られたEXCELツールとか
研究室でも作っているが、湿度は狙ってないので、結構面白いので。。。
エアコンの容量選定については、、、なんかしたいですねー
しっかり根拠を持って出せるようにしたい
カタログに書いてあるAPFは結構グレーなところがあって・・・
必要であればメーカーさん呼んで話してもらったり・・・
放射冷暖房については、除湿能力限られているし、
エアコン嫌いの方が放射を採用するんだけど
ダクト換気
加湿器、除湿器、除湿器はあんまり良くないのでは・・・
実際の現場で測る
アンドパット等を活用して
5 講師神長さんによる実測事例レポ
最後は、
2020年に竣工した住宅の空調実測事例。
先ほども少しご紹介頂いたシミュレーション値と実測値比較や
経年実測による変化やお客様の生活ヒアリングの話題を
神長さんにご説明頂きました。
お客様情報を元にした、竣工後のリアル経過観測レポ。
12月の使用電力量比較
2021年 117.4 Kwh
2022年 76.1 Kwh
全館連続 → 間欠運転 への転換で実現!(暖房ネ)
その後、
1月も比較してみると
1月の使用電力量
2021年 191.3 Kwh 連続運転
2022年 240.6 Kwh 連続運転
2023年 84.1 Kwh 間欠運転
2024年 54.4 Kwh 間欠運転
2月の使用電力量
2021年 32.2 Kwh 連続運転
2022年 183.7 Kwh 連続運転
2023年 54.0 Kwh 間欠運転
2024年 58.8 Kwh 間欠運転
んで、またさっきの12月を確認すると
12月の使用電力量比較
2021年 117.4 Kwh 連続
2022年 76.1 Kwh 間欠
2023年 27.1 Kwh 間欠
こうなってくると、
冬は暖房ほとんど使っていないし
窓も開けていたりする。
ちゃんと断熱していれば、冬はこんな状態。
エアコンボックスがチャンバーボックスになっている状態
北海道大学の協力で換気回数を測ってもらい、
換気回数も計算上は風量5で0.5回/hだったが、
実測で、風量3で0.7〜0.9回/hが可能だとわかった。
三浦社長「じゃー、もう神長さん方式で良いじゃないですか(笑)」
教室(爆笑)
KAMI式の注意点は?の質問に
循環ファンが壊れたら1番の命なので、
最近は2機付けている、とのこと。
1種、3種でもダクト式とダクトレスで全く違ってくる。
3種はメンテしないとホコリがフィルターか?ってくらいになってしまうし
制御が難しいので1種。
第1種+AC+施工費(電気屋さんがダクトまで工事)での
換気も含めた冷暖房材工費用を教えてくださる。(や、やすい!)
冬場の暖房は間欠の方向でも、
夏場はエアコンが除湿を担うので全館冷房となる
「エアコンが効き過ぎちゃうために、日射を入れる・・・という・・・」
教室(爆笑)
前先生「8号目で・・・笑」
使用量を把握する。
お客さんの使用量を見るだけで、暮らしが読める。
ホームズ君ではエアコンの使用量が出せるので
実測と比較ができる。
使用量とかまだ誰も言ってくれないので、
批判だけされて終わっちゃう・・・
学生の皆さんにも最後に一言ずつ感想を頂きました。
重村先生もzoomヒアリング参加で最後にコメント頂く。
「色んな取り組みが見れて・・・
まだまだライノの余地が少なくてどこでお手伝いができるかな?
って考えながら聞いてました、はい。」
ライノ+GH+エアコンモジュールでの空調設計の可能性があるか・・・
「デイリーパブまでやって仕舞えばできそう・・・
クライメイトに搭載してみるとか、、、検討してみます。」
すごいな、そうなると!!
あー〜〜
今日も濃い。マジで濃い。
熱く楽しい講義の時間が終わり、
アフターはそれはそれで楽しみな
みんなの社食へ・・・!
ここでの話も、ホント、超絶な未来会議。
お酒が入ると別腹で話がはずむはずむ笑。
さてさて、
数々のインプットを本日もさせて頂き、
果たして自分の中でどこまで活かしていけるのだろうか!?
どの部分に活かしていこうか!?
躊躇するも、自分の身近な数字は強制的に後押ししてくる。
まだまだ何も無しえていない環境塾生's でありますが、
引き続き、少し注目して頂けると嬉しいです。
今回も長文を最後までご覧頂き
ありがとうございました!!