【2023年度入学】国内MBA受験記
どうも、こんにちわ!えむじぇいと申します。
現在ベンチャー企業で働いており、2023年度から国内MBAに入学予定の者です。
国内MBA受験にあたり、どのように考え、対策をしてきたのか備忘録的に書いていきたいと思います。
MBA受験をしようと思った理由
私のMBA受験の目的については、以下の記事で詳しく書いたのでここでは簡単に書くとすると、「起業に向けて」と「新たなコミュニティ形成」の2点です。
志望校の選び方
受験校の絞り方
私が受験校を絞っていった過程は次の通りです。
国内か海外か?
今の仕事・家庭を考えると海外という選択肢はなかった。
→国内MBA(かつ都内)昼間か夜間か?
仕事をすることを考えたら、夜間しか難しい。
→夜間のMBAアカデミックか実務か?
起業という目的に対しては、アカデミック寄りでない大学が良い。
→国公立はアカデミック寄りの大学が多く、対象から外れる。MBAを通う目的の実現可能性が高そうか?
起業のため、起業する人の割合がある程度高い方がよい。
起業やベンチャーの授業が多い方がよい。
→早稲田、立教
ということで、ネットで調べた結果、結局私は受験したのは早稲田と立教です。
志望度のための評価ポイント
受験校の絞り方はおおよそ上記に記載した通りで行いましたが、それ以外にもいろいろな評価ポイントがあり、それも含めて受験校の中の志望度を考えていました。
網羅的ではありませんが、いくつかピックアップした具体的な評価ポイントは、以下の通りです。(人によって何が大事かが異なるので、私の場合の話です)
校舎の雰囲気
実際通うときにモチベーションが上がる校舎が良い!学費
意外と私立の中でも学費が結構違い、立教は安い方でした。学生の多さ
多い方が色々な人と出会えるので良いと思う反面、授業を受けてる人数は少ない方が先生との距離が近くなる!?説明会で感じる雰囲気
自分に合っていそうかという雰囲気を感じることも大事だと思います。
評価ポイントを書いてきましたが、正直どの大学に通うかよりも、MBAに挑戦するかどうかの方がよっぽど大きな違いであり、あまりどの大学かを拘らなくてもよいかなと私は考えています。(まだ入学もしてもなく、受験校すべて合格してもない人の考えなので当てにならないかもですが。)
イメージとしては、コロナワクチンを例にすると、ワクチンを打つか打たないかという違いに比べたら、ファイザーなのかモデルナなのかのメーカーの違いは大きく違いがないということに似ていると思います。(伝わらない例えかもですが。)
なぜ大学にそこまで拘らなくてもよいと私は考えているのかというと、2点あります。1点目は、結局複数の大学を通うことはできないので、比較ができず正解は分からないからです。2点目は、他の学生との出会いは重要な要素ですが、周りの学生がどういう人がいるかは運要素が強いので、入ってみないと分からないからです。(といいながらも私も多少は拘ってしまうので、程度の話ですね。)
大事なのは、「正解の選択肢を選ぼう」と考えるより、「自分が選択した道を正解にしていくんだ!」と考えることだと思っています。(私自身、前者のように考えてしまう癖があるので、自分自身にたまに言い聞かせています。)
もし「この大学でないとダメだ!」と考えている方がいたら、受験の目的にもよるかもしれませんが、「もっと気楽に考えてみても良いと思う!」というメッセージを書きたかっただけです。
受験勉強
ここから受験勉強について、書いていきます。対象は、受験した早稲田と立教の2校についてです。
研究計画書
研究計画書が、一番の肝だと思います。なぜなら、面接も研究計画書をベースに行われ、面接にも影響するからです。
研究計画書は、「今の仕事で課題を感じていて、だからMBAを学びたいのだ!」という論調が良いと思うのですが、実際は私のMBAへ通う目的がそれに当てはまっていないので、嘘のない範囲でストーリー性を持たせました。
大事なポイントは、如何にMBAを学ぶ必然性があるように思わせるストーリーを書けるかだと思います。そう思わせるためには論理的に書く必要があります。
何度も推敲すると、徐々に完成度は高まっていきました。
自分が合否を決める側だったら、どういう内容であれば、合格にするかという視点を持って、作成していくと良いと思います。
自分は合否基準について、以下のように考えてました。
ちなみに独学で受験しようと決めていたので、MBA受験の本はほとんど買って読みました。また、ネットの研究計画書の添削サービスだけは利用しました。
筆記試験
立教は筆記試験はなく、早稲田のみ筆記試験(小論文)がありました。
対策としては以下の2点です。
①小論文対策の本を読む
小論文のルールやお作法が分かりました。
②過去問をひたすら解く
実際の試験と同じように時間をはかり、答案用紙も同じものを使いました。過去問をやると、自分に足りていないところを分かるので、それを勉強・意識してまた過去問をやるというループです。早稲田の過去問は10回分ぐらいやりました。これだけやれば自信はついてくるかなと思います。
ただ正解が分からないので、答案を書き終わったら、採点側の立場でみてどうかを考えます。論文を書く土台があるかを恐らく判断したいのだと考えると、「聞かれていることを答えているか」、「論理的に分かりやすく書けているか」を2点をチェックしました。後者の具体的なチェック項目としては以下の通りの独自の項目を考え、チェックしておりました。
(設問により、不要な項目もあります)
・結論を先に書く
・最後にまとめを書く
・網羅的に考える
・複数の視点で考える
・前提条件を考える
・定量評価できるか考える
・短期的な目線と長期的な目線で考える
・外部環境/内部環境の両方を考える
・事例を入れる
・どういうロジックで考えたかも記載する
早稲田の試験本番は、時間配分を間違えて、ぎりぎり答案をかけたという感じでしたが、無事1次試験は通過しました。
面接
面接の対策としては、以下の流れでやりました。
①想定QAを作る。(私は50個ぐらい作りました)
②作成した想定Q(質問)に対してA(回答)を見ずに答える練習をする。(実際に声を出す)
立教の面接は研究計画書を読み込まれていたのか、想定QAにはない質問が多かったですが、早稲田の面接は、ほぼ想定QAにある質問だけでした。
受験勉強自体は自分にプラスになったか!?
受験勉強自体は、自分にとってプラスかマイナスかで答えるとプラスですが、その勉強・対策に時間を使うぐらいなら、大学の授業を受ける方が有意義なのでは!?というのが、私個人の正直な感想です。(私の場合、あらかじめMBAの目的が自分の中で明確になっており、さらに修士卒で論文を書いたことが既にあるからそう思ったのかもしれません。MBAへの行く目的がふわっとしていて、論理的な文章を書いたことがない人にとっては、受験勉強は多いにプラスになったと思います。)
そう考えると、普通は受験+大学院の3年ですが、グロービスは、受験の負荷が他大に比べて低そうで、単科の授業も含めて3年で卒業できて、良い仕組みに思えました。(私は受けたい授業が他大の方が多かったので、他大を受験しましたが。)
最後に
受験結果としては、早稲田は縁がなく、立教に通うことになりました。4月まで待ち遠しく、楽しみです。
独学で受験勉強をしたので、手探りでしたが、これから国内MBAを受験する方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。