sweet pool 感想
機種 PS Vita
トロコン済み🏆
ネタバレあり
ニトキラBL作品を網羅しよう作戦。
いうて咎狗しかやったことない。
Lamentoもやりたいんだけど共通が鬼長いという噂とPCのみってことで未だプレイできず。。
スロウダメージは前向きにプレイ予定。
とりあえずvita移植されてハードルが低くなったスイプから。てか咎狗もTBでいいからvita移植して。トロフィー集めたい。。
感想と言いつつもプレイ直後の備忘録も兼ねているので、ある意味実況になるかもしれない。とりあえずプレイ順から感想書いていきます。
◎善弥
一周目にやる内容…???
何も分からなかった。。
暴力、理不尽、困惑、監禁、独占。
行動も思考も言動も、全部が不可解な善弥のエンド。
善弥の台詞が意味しているものも分からなかった…
シンプルに私の頭の問題?
結局蓉司たちに何が起きてるのか、何の物語だったのかが分からないまま終わってしまって、不完全燃焼。。
その分、もしかして〇〇?こうなのでは?みたいな考察が捗って楽しめたっちゃ楽しめました。個人的に邦仁はただのイカれおじさんではない気がしてます。もし邦仁が言ってることが気狂いではなく、本当だったら?と考えたり。もしかしてけっこうファンタジー要素ある?とか思いました。地球外生命体的な。
あと緑川光のバカ、アホ、うんちなどクソガキ語録が良かった。とりあえず蓉司へ。危ない人について行ってはいけません。
◎睦
やばいぞこのゲーム。と思いはじめてきた。
まさかまさかのカニバEND………………
哲雄と少しずつ距離を縮めていく反面、睦がどんどんどんどん狂っていくのが怖くて仕方なかった。。睦の普段のキャラが明るい陽キャな感じだからか余計にホラー感じました。最後の睦、クマがひどくて立ち絵すら怖かった。。
しかもこの睦の狂い方、完全に嫉妬と束縛と独占欲からきてる超テンプレ型のヤンデレ…………
けど最後まで見ても物語の根幹、何故そうなった?が解明されない。哲雄もどっかで気づくやろ…とか善弥と姫谷どうなった…とか残された謎モリモリで終わったエンドでした。
あとメインシナリオが善弥より若干続いてる?からか哲雄との描写が増えてた印象。やはり哲雄ゲーなのか…?善弥と睦に救いはないのか。
あとあと。このルートで怪しい黒幕出てきたね。
おい上屋。お前のことだぞ。
何なんだろうこの人は。これも哲雄ルートで明かされるんだろうけど、邦仁を手懐けてるあたり強ボス感あって嫌な予感します。蓉司と哲雄がいいようにされませんように。
でもこの声優さん、他ゲーでも思うけどヤンデレうまいよねっていうかすごいハマるよね。この人の演技じゃないと味わえないゾワゾワくる怖い感じがあります。
◎哲雄
大本命。哲雄のターン。
邦仁と善弥の凶行、姫谷の復讐、一気にてんこ盛りの展開になってハラハラしっぱなしでした。
プレイしてる途中ずっと思ってたんだけど、私あんまりお前呼び好きじゃないんだけど、哲夫が蓉司を呼ぶ時の「お前さぁ」がすごい好き。笑
なんだろう、安心感が湧く。
あとめちゃくちゃ声いいよね。
蓉司じゃなくても好きになるよこんなん。
最初にやったのは融合失敗からのバーで姫谷と上屋が再会するエンド。邦仁と善弥の話が出てなんとも言えない感情でした。狂ってしまった彼、狂わざるを得なかった彼。姫谷ーー!!!!となった。
そして上屋の胡散臭さがいまいち払拭されない。モヤっと×20億。
続いて純成誕生エンド。
この二つはしんどかったなあ。
お互いに気持ちはあるものの、結局は本能の部分に突き動かされているような終わり方で、最後は物理的に一緒に終われたのはせめてもの救いだったのかもしれないけど、なんとも後味がよろしくなかった。。
続いてプール落下からの同棲エンド。
これ個人的にはけっこうなモヤっとでした。
同棲エンドも、ほんの少しの平穏を過ごした後に蓉
司が哲雄を朝見送り、静かに消えていくような終わり方。これおそらく蓉司は人としての形を留めてないんだろうなと思いました。そんな状態になってでも消えるまで過ごす日々、、爽やかな朝の雰囲気に呑まれ気味だけど、これもフツーに後味がよろしくない。。
そしてグランドエンド。
これが非常ーーーーーによかった。
エンド回収のためにスキップしながらやってたのちょっと後悔。最初からじっくり読み進めてたらもう尋常じゃなく落ち込んでたかもしれない。余韻で。
プールから救出された哲雄は入院後、復学。
記憶が欠けたまま平穏な日々を過ごす哲雄が、ある日気まぐれで降りた一つ手前の駅。そこで一瞬、蓉司と過ごしたあの頃の記憶がフラッシュバック。
訳もわからず、また乗車する哲雄。
そして低い声で呼ぶんです。
「蓉司」
そして電車は動き出す。
胸がひどく痛み、切ない気持ちを抱えたまま。
カ~~~~ッッ
無理。もう無理。
しかもエンドロール後、さっきまで哲雄がいた駅のホームに一瞬だけ蓉司の姿がうつるんだよ。。当時の、あの制服姿のまま。しかもひとつ手前の駅ってあれじゃん。蓉司のマンションがある駅じゃん。待ってもう無理。
プールに飛び込む前の
「永遠に続くものって、あると思うか?」
「さぁ」
「だよな、俺も分からない」
「…でも、ずっと俺といろよ」
「あぁ」
このやり取りが本当に死ぬほど良かった。
永遠なんてよく分からん。けどなんでもいいからこの先自分といろよ。この潔さ。最高だ哲雄。
そしてその後プールに飛び込んでからの蓉司の独白。
自分の命にかえても哲雄を助けたい。
哲雄に生きていてほしい。
一緒に生きたい。
あわよくば、もう一度名前を呼んでほしい。
これ本当につらかった。
最後の駅のシーンで、これ全部叶ってるのがしんどい。
いろんな解釈があるみたいだけど私としては
蓉司は消えてしまったけど、確かに哲雄の命を繋ぎ、
そして今も彼の中で命を紡ぎ続ける。形がなくても、記憶がなくても、刹那の中に蓉司がいた証が確かにある。
こんな感じで、これはほんのささやかだけど救いのエンドだと思いました。
何をもってして"一緒に生きる"なのか?
もうこういうの、考察の沼。。
「永遠に続くものって、あると思うか?」
グランドエンドの切なさこそがこれの答えになっている気がしました。ハッピーエンドではないけれど、バッドエンドでもない。
もうほんとマジで、極上の切なさでした。
ビジュアルファンブックも開発インタビューや雑誌掲載のイラストがたくさん堪能できて、いい余韻に浸れました。なんなら今も浸ってる。
ドラマCDも集めて聴こうと思ってます。
とにかくやるせない気分、切ない気分になりたい方。
sweet poolをやりましょう☝( ◠‿◠ )
おわり