知られざるフッ素の効果について
こんにちは、伝えたい歯科衛生士えむです。
今回はフッ素(フッ化物)についてを伝えていきたいと思います🦷✨
効果についてはざっとこちらになります!
①むし歯の菌の働きを弱める効果
②歯が溶けるのを抑える効果
③歯の表面を強くする効果
本当に効果あるの?とか
取り過ぎるといけないんでしょ?とかetc…
あると思いますが今回は効果について説明していきたいと思います!
①むし歯菌の働きを抑える効果
フッ素は初期むし歯を治す力やむし歯菌の働きを弱める力があります。
むし歯菌によって溶かされた歯の表面は顕微鏡で見てみるとスカスカと穴が空いている状態です。
フッ素を使う事によってその溶かされた穴の修復、再石灰化作用を促します!
もちろん目で確認出来るほど穴が空いたむし歯は治りませんよ笑
②歯が溶けるのを抑える効果
実はむし歯じゃなくても歯が溶けているのご存知でしたか??
『えっ歯がとけるの??』ってびっくりした方がいると思うのですが、実は…
溶けているんです。
食事が終わったあとの口の中は酸性なんです!
酸性の状態は歯が溶け出しやすい環境。
それを中和しようと口の中の唾液が働いてくれます、時間をかけて中性に戻そうとしているんです。
唾液は唾液中にあるミネラルやリン酸やカルシウムで歯を修復を促してくれます。その際、フッ素が一緒にあると表面のアルカリ性を取り込みやすくしてます。つまり中和がしやすくなるって事です!
③歯の表面を強くする効果
歯には柔らかい硬いがあるんです、
『歯が柔らかいって何?』って感じですが
乳歯(子どもの歯)は水分を多く含んでいるので大人の歯に比べて柔らかく、むし歯になりやすいです。柔らかいというより脆いという感じかもしれません。
そこでフッ素
フッ素は塗ったり毎日使用すると歯が硬くなります!そして硬くなれば硬くなるほど、むし歯の細菌が出す酸にたいしてもすごく強くなるんです!
フッ素はエナメル質の結晶を緻密にさせて歯の表面をツルツルにさせているのです。
ちなみにツルツルになるので汚れも着きにくくなります。簡単な説明すると擦りガラスと普通のガラスをイメージしてください。
どちらが汚れを拭き取りやすいと思いますか??擦りガラスの表面はザラザラ、普通のガラスの表面はツルツルなのでもちろんツルツルの普通のガラスですよね?
今回はフッ素の効果についてになりました!
次はフッ素の使う目安などについて書きまーす。