キシリトールの効果とは?
市販で売られてるガムなどでもキシリトール配合ってよくありますよね!
何となくいいなぁとか思っていらっしゃる方いると思うのですが、実際どのくらい効果があるのかあまり知られていないと思うので書いてゆきたいと思います!
身近だけど意外と知られていないキシリトール!
①キシリトールの正体
②キシリトールのメリット・デメリット
③本当にむし歯を防げるのか
の3つに分けて説明していきまーす!
①キシリトールの正体は?
白樺やかしの木を原料とする天然の甘味料です
キシリトールのガムを食べると「スーッ」と清涼感ガムあると思うのですが、その清涼感はキシリトール特有のものです。
今はキシリトール知らないっていう方はあまりいらっしゃらないと思うのですが、日本でメジャーになってからはまだ日が浅い。
1997年にお菓子メーカーのロッテさんがキシリトールガムを商品化。
商品化されるまでに約20年もの歳月をかけたそうです。日本ではまだ24年と日は浅いですが、
実力はバッチリです!
②キシリトールのメリット・デメリット
メリットには
まずはキシリトールの本領発揮!
1-むし歯が増えない
キシリトールの本領発揮なやつ
キシリトールは甘味料の一種です。
括りとしては糖アルコール、とても甘いです。
多くの糖アルコールは口の中にある菌のエサにされて酸を作ってしまいますが
キシリトールは違います!
キシリトールは菌がエサに出来ないんです、キシリトールをむし歯菌が取り込んでも酸を作り出すことが出来ないのでむし歯にならない。
むし歯の原因となると代表的な菌に
ミュータンス菌という菌があります。
そのミュータンス菌の働きを抑えるのは
唯一キシリトールだけ!結構すごいことです。
2-歯についた汚れを落としやすくしてくれる
キシリトールを取り続ける事によって歯垢(プラーク)の中の細菌の数が減ります。
歯垢自体がベタベタしてこびりついている物から徐々に性質が変わって汚れが歯ブラシで落としやすい状態になってきます。
続けていくと個人差がありますが、
2週間で効果が出てくる人人もいますよー!
3-歯を強くする
キシリトールは唾液の分泌を促します。
ガムであれば尚更咬むので唾液の出がよくなり
自浄作用という口の中ガム唾液で潤って菌が洗い流されやすい状態になります。
唾液の出が良いのでエナメル質の補修(再石灰化)をしてくれます、これも続けて3ヶ月くらいで効果が出てきます。
デメリットには
1-お腹が緩くなる事がある
キシリトールは摂取し過ぎるとお腹が緩くなるんです。
商品のパッケージの裏に注意事項として
『一度に多量に取るとお腹が緩くなる事があります』等、書いてあると思います。
なので食べ過ぎ注意です、だいたい1日に4-5粒が目安になります。
2-店頭で気軽に買えない
キシリトール100%の商品は歯科医院以外、店頭で販売されていないので手に入れにくいかもしれません。
店頭販売されているガムの周りのコーティングが他の糖類を含んでしまっていたりします。
そして100%キシリトールでないと効果が期待できないのです。
他の糖類が入っているとむしば菌が他の糖分をエサにする事が出来る=むし歯を作ってしまう。
お砂糖の糖分が全てキシリトールに置き換わっていることがキシリトールの素敵な効果を出す為に必要ななのです。
ただ、普通の糖分が入っていても20-30%キシリトールが含まれていれば『キシリトール配合』って表記出来てしまうので意識してパッケージ裏も見てみてください。
そしてネットで100%キシリトール商品あるのでそちらから購入出来ますから探してみてください!
③本当にむし歯が予防出来るのか?
デメリットでお話しした通り
キシリトール配合物では予防出来ません。気休めです。
それに歯ブラシで汚れをしっかり落とせていなければキシリトールをいくら食べてもむし歯になります。
キシリトール入りを食べたくらいではむし歯予防はできません。
キシリトールは健康補助食品なのです
でもメリットを理解して生活習慣に上手く合うとむし歯予防にとても良い甘味料です!
最後にキシリトールの摂取の仕方を説明
食べるタイミングは
毎食後や歯磨きのあとに口に入れてください。
ガムでもタブレットでも一緒です。
キシリトールガムの正しい食べ方(ちょっとこれハードル高いですが実践出来る方は是非!)
一般的な食べ方とは違い
①ガムを咬み始めてから唾液を飲み込まない。
何故なら口の中で唾液を停滞させておかないとキシリトールの効果が全体に行き渡らない。
②飲み込まないようにしてそのまま咬み続ける
を最初は1分から始めて5分まで溜められると良いです。
飲み込まないって慣れないと思うので無理のないところから始めてくださいね。
口の中に溜まった唾液は吐き出しても良いですし、大丈夫なら飲み込んでも問題ないです!
チャレンジ出来たらやってみてください!