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依代の準備

今年は例年になく早い時期からクリスマス用品の売れ行きが好調で、
大きなツリーなども人気だそうです。
ニュースではツリーを囲んで家族や大切な人たちと過ごす人が増えたからではないか、と伝えていました。

クリスマスツリーに使われるモミの木は、冬でも枯れることなく緑の葉を茂らす生命力の強さから「永遠の命の象徴」である聖なる木として飾られるようになりましたが、日本でも同様に常緑樹を使った門松やしめ飾りを飾ります。(クリスマスツリーは門松、しめ飾りはリースですね。)

新しい年を迎えるにあたり、洋の東西を問わず常緑樹を飾るのは偶然ではありません。
余談ですが、世界の多くの国でお祝い事には金、赤、白の色を使うのも、色から得られるプラスのエネルギーを皆が感じるからではないでしょうか。

日本では門松やしめ飾りは年神様が各々の家を回る時の依代(よりしろ)となります。
依代は神霊(霊的なエネルギー)を招き寄せて、乗り移らせる対象物のことです。

どんなに年神様のご加護を願っても、そこに迎い入れる場所がなければ留まることができません。
最近では手軽なアートフラワーやプリザーブドの門松やリース、プラスティック製のツリーもありますが、やはり依代として飾るために大切なことはエナジーを持つ生花であること。

現世利益ばかりに捉われず、自らの波長を上げて生花を飾り、崇高な神様をお迎えしたいですね。

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我が家の玄関は例年リースを飾っていましたが、今年は趣向を変えてスワッグにしてみました。
リースに劣らず、モミの香りが素晴らしいです。🌲🌲

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