見出し画像

望むものを見つけるには

前回「仕事で儲けたい」というご相談について書きましたが、
それよりも前の段階で、
「自分が本当は何をしたいのか、どうしたいのか、何が向いているのかもわからない」
「色々やってはみたものの、結局どれもピンとこなくて決められない」
というご相談も同じくらい受けることが多いです。

何が好きかわからない、何をしたいかも分からないという場合、
多くの方が始める前から
「上手くいきそうか、成功しそうか」
ばかりにとらわれて、その結果自分が本当は何をしたいのか、何が好きなのかが分からなくなって自分を見失ってしまい、実践できなかったり、持続しなかったりします。

私が以前働いていたブランドのデザイナーのPaul Smithはこう言っていました。

”You can find inspiration in everything.”
望むものが見つからないのは、正しく見ていないから

そして、
”Make room to break the rules.”
ルールを破るための余裕を持つ
”Do things that are right, not which are easy.”
簡単なことではなく、正しいことをやる。

なりたい自分の実現や自分独自の才能を見つけるためには固定概念にとらわれないこと。
そして、楽して得るものなし、ということです。

プロの自転車レーサーを目指したものの怪我で夢を諦め、
そこから長くブティックの販売員をしながらセレクトショップ経営を経て、
デザインを学び、今日の彼があるわけです。
アイディア豊富でいつまでも好奇心と向上心を忘れない彼らしい経験に裏打ちされた言葉です。

蒔かない種は生えません、そして怠惰な土地に花は咲きません。
自分で自分の可能性を否定したり、結果や方法論に捉われず、好きか、やってみたいか、自分の心を確かめながら、目標が定ったら行動あるのみです。

今の自分は今までの選択の結果。
正しく見ることができればいくらでも未来は変わるのです。

いいなと思ったら応援しよう!