アップルパイから学んだこと。
私が20代だった頃、「Afternoon Tea」のティールームで食べたアップルパイに衝撃を受けました。
パイと言いつつパイ生地は使っていない、という斬新なケーキの虜になり、
「家でも食べたい!!自分で作ってみたい!!」
と意気込んでいたところに、イメージ写真とレシピの本が公式に出版され、
「待ってました!」とばかりに購入したのですが、肝心のアップルパイのレシピは非公開で、ぼんやりと作り方がかいてあるのみ。
当時、お菓子作りの基礎知識がなかった私には取りつく島もなく、意気消沈しそこから10年以上もこの本を放置していました。
そして時は流れ、食の安全に関心を持つようになった私は自分でパンやお菓子を作れるように教室にいったことで、ようやくその本にぼんやり描かれていたことを手がかりに、トップ画像にあるようなアップルパイを自分で作ることができるようになりました。
私はこの経験から、
「全く自分にできる気がしない!」
と思えるようなことであっても、色々な経験を積むことで思いのほかそのハードルは高くないのだ、ということを身をもって知りました。
意図せずして機が熟すこともあるのです。
人生意味のないことは決して起こりません。
ですから、諦めたり苦手意識を持たずに、自分の「好き」を実現しましょう。
上手くいきそうか、成功しそうかと恐れたり、でも、だって、どうせ、とやらない理由を並べずに何でもまずはやってみましょう。
その経験は必ず役に立ってくれます。