2023長崎大学環境科学部志望理由書【合格】学校推薦型選抜
以下志望理由書本文
〇私は水と生物という二点から環境問題を学ぶために、貴学の環境科学部に進学したい。
〇幼い時から、よく自宅近くの大上戸川で釣りをしていたが、ある時からその川の生息種が
減っていることに気が付いた。特に魚類と藻類の減少は顕著であった。その頃から、水環境
や生物に関わる職業に就き、豊かな生態系を守りたいと考えるようになった。高校では生物
を選択し、特に神経系や内分泌系、発生の分野に深く興味をもって学習した。高校 2 年次に
貴学の高校生公開講座に参加し、人間の活動が環境に様々な負荷を与えていることを知っ
た。それまで私は、地球温暖化やプラスチックゴミ問題などは悪という単純な認識だった。
しかし、環境問題は多様で、内分泌かく乱物質などが生体に複雑に関わっていることや、私
たちの活動が水を通して生体や生態系に直接影響していることを学び、環境汚染と水と生
物に関連した研究に非常に興味を持つようになった。高校の課題研究では、1 年間班長とし
て班員と協力し、生分解の性質をもつカゼインプラスチックを用いて、土壌中や水中におけ
る分解について研究した。研究を進めるにあたって、自発的に研究方針を示し、実験を工夫
して行った。
〇コロナ禍で医療廃棄物を含むプラスチックゴミが増加し、不適切な処理が問題となって
いる(OECD より)。紫外線や熱によって砕かれ発生したマイクロプラスチック、ナノプラ
スチックは生体に悪影響を及ぼす。このような問題解決のためには、生体へ影響を与えるメ
カニズムの解明が不可欠である。よって私は環境内分泌研究室でミナミメダカとマイクロ
プラスチックを用いた研究を行いたい。これは長江教授の環境内分泌学の研究に深く関与
している。また、これらの問題解決は人類と魚類と環境についての視点からもプラネタリー
ヘルス実現に必要である。
〇環境科学部は文理融合学部であり、文理に縛られない様々な視点から環境について学ぶ
ことができる。また、地域の環境問題に取り組むための知識、技能に加え、環境フィールド
演習などを通して、多くの視点を踏まえて考え、研究する思考力を身につけられる環境が整
っていることから、貴学部で学び、人として成長していきたいと考えている。以上が貴学を
志望する理由である。
(917 語)
環境科学部の志望理由書は字数制限がありません。なので、好きにかけますが、これくらいの量でもよいということですね。これから受ける方はがんばってください!幸運を祈ってます!
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