希望は生きる力になる
「子供は気楽だよ。学校に行けばいいだけ、大人の方が大変なんだから」
私だったら、子供には絶対に言わない言葉。
14歳の頃、たった一度だけ、死んでもいいかな。と思ったことがある。
理由は、
「学校も家もつまらない」「なぜここにいるのか分からない」
「居場所がない」「生きる希望がない」
といったところ。
個人事業主になってから、自分自身と向きあわなければいけない場面が多くなり、そうするうちに、子供時代の自分の隠れたものが時々溢れ出てくるようになった。
それは、とてもいいことで、簡単に言うと【浄化作業】にあたる。
心の奥底に隠れている自分自身の感情を表面化させて、今の自分が彼女を癒す。という作業。
(=つまりは、14歳の子供から見ると、今の私は未来の私。未来の私が、14歳の頃の自分の寂しさを癒していく作業)
私は子供のころから、やりたいことが多かった。
でも、親はダメだという。
なんでもやらせてもらっている友人を見ると、うらやましかった。
ピアノを習いたい。
外国に行ってみたい。
英会話習いたい。
海外でホームステイしたい。
家の中で犬が飼いたい。
フローリングの部屋に住みたい。
ベッドで寝たい。
あれダメ、これダメ・・の家庭で育ち、自由にさせてもらえなかったので、私は早く大人になりたかったのだ。
そんな中でも、もし、「サザエさん」のような雰囲気の、愛情あふれる場所で生活していたのなら、居場所がないとは思わなかっただろう。
親の夫婦喧嘩ばかり見てきた私は、心の居場所も見当たらず、自分のことを表現することを完全に放棄した。
親に対して笑顔になるのも止めた。そう、ちいさな反抗。
必ず看護師になって、自立して、この家を出ていく。
そう決めていた。
大人になったら、自由に仕事してお金を得て、必ずやりたいことを自分の力でやるんだ!という意志だけが強くなり・・・
その頃の意志の強さは、もちろん今も受け継いでると思うけど、逆に、人に甘える・・ということが、なかなか不得意になってしまった。
中学時代、家も学校も楽しくなくて、
大人の理不尽さにもイライラしてたりして、
自分は、なぜ生きているのか??と思い続けていた。
でも、大人になって、本当に楽しい日々を過ごせている。
今現在、コロナ禍で不安が渦巻く世の中で
死を選んでしまう子たちがいるから
そんな子たちに、希望があることを伝えたいと願う。
「子供という枠の中にいる時代が一番大変で、大人になれば、自由と楽しさが広がるんだよ」
「あと、ちょっとだよ。まずは、大人になろうよ。」
自分の中に、希望をつくるクセをつけよう。
希望は必ず叶うものなのだから。