行政書士試験合格!したらどうする?合格後のその先のお話。

仕事や家事の合間を縫ってなんとか時間を作り、コツコツと勉強した甲斐あって行政書士試験を受験。合格発表までの(地獄の)2か月間を乗り越え、晴れて試験に合格!した後のお話です。

「じゃあ、次なにしようか?」

合格された方の多くが考えることではないでしょうか。

私自身、1年かけて合格という目標に向けて突っ走ってきただけあって、いざその目標を達成してしまった後、あふれ出る嬉しさと同時に、勉強から解放された自分が宙ぶらりんになってしまったような気がして、急に怖気づいたのを覚えています。

レールの上を走るのって、自由がなくて窮屈なように思えますが、いざ放り出されるとどうしたらいいのかわからなくなるんですよね。

合格したらどうしたい?の話

行政書士試験合格後の選択肢ですが、主にこの4つになるかなと思います。

①独立開業する(いわゆる即独)
②使用人行政書士として、行政書士法人等に就職して勤務する
③司法書士や社労士など他資格に挑戦する
④特に何もしない

結果として私は上記の中から①独立開業するを選びました。(専業ではなく、2024年4月末時点で、不動産会社での勤務も続けています)

もちろん、独立開業を即決できたわけではありません。合格してから散々悩みました。
独立開業する!と決めるまでに、先ほどの選択肢を検討し、いろいろと自問自答しました。

自分への質問①:使用人行政書士になりたいのか?

まず浮かんだのは、合格後、資格を生かして行政書士法人等で勤務すること。
独立して個人事業主になるよりも、行政書士事務所で勤務すれば、行政書士として収入を得ながら業務を身につけることができます。

「いきなり独立するより、まずは給与をもらいながら業務も学ぶ方が安心だ!」という考えも一瞬よぎったのですが、「いつかは独立開業する」というゴールは決まっているはずなのに、数か月~数年勤務してそれを遅らせる理由ってあるのかな、と私は思いました。

合格直後から自分の専門業務がはっきり決めている人ならいいと思うのですが、(国際業務やりたい!!!とか)私はいくつか分野の違う業務を取り扱いたいと考えていたので、開業してから少しずつ学んでいくことにしました。

それに、研修代わりみたいな感じで他の先生方の事務所に勤めるのってなんか失礼なんじゃないかな…と気が引けてしまい、選択肢からは外しました。

自分への質問②:司法書士や社労士など他の資格取得を目指すのか?

行政書士試験に合格後、登録はせずに引き続き他の資格に挑戦するということ。司法書士や社労士などが代表的な例ですね。

私は資格試験に挑戦するのはわりと好きなのですが、「資格マニアになりたいのか?」と考えたところ、そうではないなと感じました。取るのが目標じゃなくて、私のゴールはそれを生かして仕事したいということでした。

それに、複数の資格を取って開業しても、集客や営業を行わなければいけないのは同じこと。
現時点ですでに固定客や営業先があるならまだしも、やみくもにダブル・トリプルライセンスをとっても、今の自分では持て余してしまうなと感じました。

自分への質問③:このまま何もしないでいいか?

教養とか、自己研鑽とか、生涯学習としての意味合いで行政書士試験に挑戦する方もいると思います。
でも、私の目標はあくまで独立開業でした。

理由はいろいろあるのですが、法律系の資格を生かした仕事をしたいと考えたのはもちろん、会社勤めを続けて、社内の人間関係とか、昇進したいとか偉くなりたいとか、そういうことにいちいち感情と時間のリソースを割きたくなかったのも理由のひとつです。

何もしなければ今まで通りの日々が続くだけですが、私は資格で自分の未来を変えたいな~と思ったので、「何もしない」選択肢は選びませんでした。

総括

上記はあくまで私なりの自問自答であり、その結論です。

行政書士試験を勉強している人(特に「なんとなく勉強のモチベが下がってるな…」と感じている人)や、合格してこれからどうしようかな…とぼんやり考えている人への一助になれば幸いです。




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