脱稿、解放、快感に魅せられて
なかなか大きな執筆をひとまずやり遂げた。
ここ10日ほど、全くに近いくらい外出せずパソコンと資料と、たまにゼルダと向かい合った日々。
寝ても覚めてもずっと考えているものだから、締め切り近くなると、心身にそこそこのダメージでいよいよ追い詰められてくる。
「向いてないんだ。これを書いたらもう辞めよう」
これが最後の作品だと決意をし、最後の力を振り絞る。
締め切り数分前。
冷や汗、脂汗にまみれながら最後の確認をして送信。
終わった。
…。
よっしゃああああああぁぁぁぁ!!!!!
うおおおぉぉぉー!!
飲ぉーーーーーーーーむぜぇ、イェェェェェェェーーーーイッッ!!!!!!
ノーメイク、着の身着の儘飛び出して、近所の酒場でチューハイをあおる。
うめえええぇぇ!!!!!
さいっこうだぜ!
さいっっっっっこうだぜえぇぇぇぇ!!!!!
締め切り前の絶望は、酒と共に流れると胃酸で綺麗に溶かされる。
この快感が忘れられなくて
今日も私はものを書く。