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12年前に書いた記事
以前、アメブロをやっていたのですが、ひさびさに昔の記事を読んでみて思いました。
昔の方が文事うまくない?
過去の文章を読むと毎度、「これ、私が書いたの?」ってくらい実感が湧かないんだけど、この記事は特に思いました。
それではご覧ください。
タイトル『「できない」がトレンディ』
「交際している異性いない」が過去最高 うち約半数は「交際望まず」
「交際している異性はいない」という未婚者が男女ともに過去最高(1987年調査以来)であることが20..........≪続きを読む≫
ニュースを引用して初めて書いてみる。
ネットのニュースやコラムって、いつの時代も「恋愛系」話題はテッパンだなあと、見出しを見ていていつも思うのだけど、最近のこの「恋愛できない系」記事の多さに驚きます。
最近のドラマにしても「恋愛できない理由」とか「恋愛に臆病なアラフォー」とか「セカンドバージン」とか「恋愛ニート」とか。
「恋愛「できない」ドラマ」が流行る時代がくるなんて誰が思っただろう?
私が物心ついて、ドラマってものが理解できるような年齢の時、時代はまさに「トレンディドラマ全盛期」。
身も心もフィーバーしちゃってるような男女が、寝ても覚めても、あいつも好きだー、こいつも好きだーって、歯の浮くようなセリフを夜景をバックに織り交ぜながら、ハッピーエンド!みたいな作品が主流だった。
それが今じゃ、恋愛するってなんだっけ?あれ、ご飯食べに行ったらその次どうするんだっけ?え、なにこのムード!恥ずかしい!やだやだ!・・・で、あれ?あたし、一人ぼっち?みたいな作品に「わかるわかるー!」って共感できてしまうっていう時代。
ドラマは時代に反映されてるって言うけれど、「恋愛できない」っていうのは、どんな時代背景が影響してるんだろうか。
かくゆう私も、この時代の波に乗りまくっている一人だといえる。
今やっているドラマは見たことないんだけど、きっと見たら毎回、ワンカップ片手に「わかるわかるー!!」とやってしまうことだろう。
そういえば、正統派恋愛ドラマが昔より流行らなくなってしまったのは、女性の自立が世間的に認められたから、とか、男を押しのけて女性が強くなったから、とか言う人がいたけれど。
確かに女が一人で生きていくことに寛大になった、っていうのはあると思うし、社会的にも女性が働き続けやすくなってはいるけれど、女性が強くなった、っていうのにはいささか疑問が。
女性って、いつの時代もたいして変わってないと思うのだが。
力なんかはどうしたって男性の方が強いと思うし、けれど芯の強さは男性は勝てない。本来女は強い生き物だと思う。
それはやっぱり子供を産めるからだとかいうのは、産んでもない私がいうのは説得力ないんであれだけれど、つまり「痛みに強い」ってことは、最大の武器と防御をうまれながらにしてもっているのと思うのね。
なので私はむしろ、男性が弱くなったんじゃないのかなあ、と思うのだけれど。
それは、環境ホルモンだのなんだのっていう、科学的(生物学的?)な事もあるのだろうけど、そういう事だけではなくて。
いやいや待てよ、そうでもないのか。
ダメ男、って言葉、今じゃすっかり定番言語になっているけれど、昔っからそういう男はたくさんいて、これまた女の場合と一緒で変わってないと思われる。
酒も飲みなはれ、女も買いなはれ、なんて歌があったけれど、飲む打つ買うが当たり前の旦那のそばで、甲斐甲斐しく連れ添う女房なんていうのは昔っからよくある話。
しまいにゃ暴力までふるって、ちゃぶ台ひっくり返して暴れる始末。
けれど、ふと見せる男の弱さと、時折見える「男」、いや「漢」らしさに、つい女は「酒物飲みなはれ・・・」と言いながら、男の肩に寄りかかる・・・・。
それでも再起不能なほどの壊れ方をしてしまえば、赤子をおぶりながら血眼になって働く。
・・・・・・・昔の男の方が、よっぽどダメじゃね?
まあ昔は完全に男性社会だったから、「ダメ男」なんて言葉を言った日にゃ、袋叩きにあってたでしょうけれど・・・。
けれど、時折見せる『漢』らしさに、女は安心するしついていこうと思ったのかも。
えらい勝手で、最高の開きなおりだと思いますけどもね。
『学校一のどうしようもない不良が、ちょっといいことをすると『キュン』とする現象』みたいなもんで、「やっぱりこの人はいい男!」と思ってしまうのではないかと。
。
それに比べると、全員とは言わないけど、今のダメ男っていわれる人は、その「男らしさ」って部分も投げっぱなしっていうか、「いざ」という時も「無理無理無理無理」ってやる傾向があるような気が。
もちろんそうさせてしまってるのは女も悪いのだけど、男だとか女だとかの根本的な部分で境目をつけてるのって、やっぱり男だと思うんだよね。(社会的なうんぬんも含めて、長年培われてきたものとして)なので、いざという時の男の強がりやはったりって、やはり大事だと思うのです。
そうしないと、女は子供を産む前に「お母さん」になってしまうじゃない。
いやでも、もし今書いたような男が現代にいたら、女のほうがぶん殴っちゃうんじゃないかっていう気もしないでもない。
「は?おめ、なに言っちゃってんの?」みたいな感じで。
じゃあやはり、女が強くなった・・・・・のか?????
とまあ、ここまでは女目線で書いてきたけど、「恋愛「できない」っていうのはなにも女ばかりじゃなくて、男もそうらしい。
自由さや責任の有無を考えると、彼女がいたら(年齢を重ねるほど)色々でてきて面倒だし、ったことかな。
ならまあ、そりゃ結婚するより独身のほうがいいでしょう。
やれ小遣いはいくらだ、今日はなんで遅くなるの?だ、あんた、浮気してんじゃないでしょうね!
なんて言われ続けると思うと、だったらいつでもどうにでもなる形ない状態で過ごしているほうが、人生楽しいさっていうのは、確かに同年代の男性からよく聞く話。
そして正直私、この気持ちがすごーーーーーーーいよくわかる。
これは男女どちらにも言えることだけど、結婚しないからあーだこーだ、子供産まないからあーだこーだ、ってあまり言われない時代になった今、そうなると、たしかに結婚ってものに価値を見いだせなくなるし、そうすると、恋愛も自由になってくるし、そうなると、恋愛なんて形じゃないじゃん、どうでもいいじゃんて、ってなるよなあと。
おやおや、なにを書きたいのかわからなくなってきたぞ。
なんというか、男女がそれぞれ相手に求めているものが、今、決定的にずれているところがあって、それが「恋愛できない現象」を巻き起こしているのかもしれないなあと。
それはやっぱり時代であったり環境であったり、色々な変化の積み重ねから生じたものだと思うけれど。
こうやって書いていて、繋がっては離れて、合点がいっては矛盾を感じているんだけれど、実はこうやって書いてることすべてに答えがあるような気もしたりして。
男女の間は、いつまでたっても「うまらない」
それだから、面白いのかもしれないですな。
だから本来は、もっともっと恋愛すべきなんだろうけれど。
まあ、書いてる本人が現在全く恋愛に興味ないのにオチがつくわけないのだけれど、要は
世界はそれを、愛と呼ぶんだぜっっっ!!!
って、大声で叫べるような時代がくるのは、まだちょっと先なのかな、とニュースの見出しと己の生活を見て思ったって話でございました。
追記
真面目な話(いや、今まで不真面目に話したつもりはないけれど)愛だどうだといっていられない、自分の生活を支えるので精一杯っていう時代背景もあると思う。
そんな中、家族を養えるわけないとか、だから恋愛に積極的になれないとか。
愛があれば・・・・っていうのは、言えるものなら言いたいけれど、現実的にはそれだけじゃどうにもならないっていうのを身をもって感じている世代なのかな、と思いました。