怒られないように➤人のために
この記事を読んでくださったみなさまは、救急救命士や救急隊として活躍する消防士の方が多いのかなと思います。しかし、この記事を読んでいる時点で意識が高い人ですね。
まずここでの目指すのは【やばいか判断できて、処置や助言ができる救急隊員】です。
内容はABCDEアプローチという、救急の基本的なアプローチ方法を学んでいき、そこから外傷や熱傷、内因性などの疾患を見極め、自分で判断して行動できるようになり、救命士の方へ助言できるようになってもらいたいと思います。
基本的には救急隊員向けスキルアップのため及び、救急救命士を目指している方々向けで掲載していきます。ご活躍されている救命士の方、看護師や医師の方が見られたときに、「なんだこれ、こんな浅い知識で人の命が・・」などと物足りないこともあるかもしれませんが、
まず、救急隊員の皆様がスキルアップして、そこから現場で「緊急性が見抜ける」「助言してもらえる」「チームで考え行動できる」=「やばいかどうか」が判断できるようになり、それに対する「具体的な処置」ができるようになるための勉強をしていきます。
救急隊の皆様は救急標準課程修了ということですが、勉強期間は消防学校での2か月程度しかありません。そして、若手職員の皆様はこんな感じ。
朝からごはんの注文、お金の集金、筋トレ、訓練、お風呂入れ、ゴミ集め、火災、救助、救急、予防など多く覚えることがあり、救命士の方から際様々な業務を覚えることが多いでしょう。その中でも、救急出動は件数も多く、とりあえず言われたことだけしとけばいいや・・・ふいに「さっきの救急やばかったよな福田!!」 私「えっあっはい!!やばかったですね!!」といいつつ、何がどうやばかったのか・・・・まぁいっか、えっとプーリー(滑車)の強度は・・・かぎ付き梯子の使い方・・なんて訓練しがちな救助訓練とかに思考回路が変換・・・・
やめましょう。火災現場でも救助現場でも、傷病者が発生したときに必要なスキルはなんですか?カラビナの強度を覚えていて命が助かりますか?こんなことを言っていると、救助隊の人に「カラビナの強度だって・・・」とお説教くらいそうですがすみません。
しかし、緊急性が高いのか、どんな処置が必要なのか、どこまで動揺を与えていいのか、そんな命と向き合えるスキルを持てたら、かっこいいじゃないですか、そんなかっこいい救急隊を目指して、これから頑張りましょう!!
きっかけはどうかわかりませんが、もし、怒られるから救急の勉強でもしよう。そう思ってみた人がいたらラッキーです。
その考えから、人を助けたいと思える思考回路に変わっていきます。